新篠津温泉に泊まって翌日新十津川まで
一時間走った
どこまでも続く直線道路
石狩川沿いに田んぼが
見えがくれして
稲穂が風に揺れていた
滝川から山間に入り
里山の風景が田舎の風情
道を間違ったかなと思った矢先
目指す学校建物が現れた
廃校になった小学校を改修して
みちがえるような美術館の変貌ぶり
校庭の入口には
「かぜのび」と野石に小さく刻まれ
校舎に誘う
エントランスのトンネルに続く
鉄のフレームと地元の石が
閉校記念碑で印象的
雲一つない快晴は微風にのせ室内にも
作品に光が射し風の美と強調される
暖系の真っ白な壁面をバックに
展示作品は23
木製あり鉄あり石ありそれぞれ
題がついていたが・・・
圧巻は天井の高い広い体育館をフル活用して
特大の大型合板をカットアウトしたものを
天井から吊るした『ゆ ふ る じ』
大空間ならでの展示だった
こんな片田舎までドライブして
里山の中で
風を感じ心が爽やかに
貴重な一日だった