6丁目のつぶやき

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土塁の佐倉城

2020-01-16 | 

千葉県内の日本100名城は
佐倉城だけ

室町時代の関東は
一国おしなべて野なり と
なんかの本で読んだ
勿論畑も無く人もいない大湿地地帯
こんな所に何故城を作ったのか?
 
この辺は石がなく
石を一切用いない土塁、空堀、水堀
の連郭式平山城の
近世城郭だ
 
戦国時代の中頃千葉氏築城か?

その後
広大な枯草の中切り開き
北側の印旛沼を外堀に西と南は川を利用し
東側に武家屋敷、町屋、仏閣を配した東を守る要とした
 
 
家康が江戸の東を守るための
前線基地として
土井利勝に佐倉城を築城させ
7年の歳月をかけた
 
歴代城主9人が老中となり
全国最多
なかでも
幕末期の堀田正睦は
日本を開国に導き
攘夷の渦に引き込んだ
 
京成佐倉から徒歩15分
小山を登れば公園内で
この間の台風の影響で
桜の木が倒れその他の倒木で
土塁や空堀が枝で遮られまだ手付かず
城跡の哀れさを倍加している
 
 
 
 
明治以後陸軍の兵舎あとから
天守台の束石が発掘され
一ヶ所に野ざらしになっていたり
陸軍病院が広大な高台にあったが
今は解体され
荒れ放題の敷地化となっていた
 
 
歴史に翻弄されたこの城も
今は公園になり
広場で人だかり
そばに寄ってみれば
初老のおじさんが
可愛い女の子に笑顔で手を取り
竹細工を丁寧に教えていた
 
 
平和な公園でいつまでも続いてほしいと・・・・
 
コメント (1)
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