6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

最北の寂しい松前城

2016-02-05 | 旅行

夷酋列像

を描いた松前藩の家老で
画家である蠣崎波響なる者はと
急に思い立ち
松前城へ向かった

JR廃線のため
函館から
1日数本のバスで3時間
津軽海峡はどんより曇って
真冬の北風が吹き荒ぶ波飛沫が
バスから望み
冬景色を際だたせる



苦労してたどり着いたら
松前城は積雪と吹雪の中
なんと冬季閉館
遠くから眺めるだけでした







日本式城郭では
一番新しく造られたそうですが
城門も
直ぐに破られそうないでたち



北辺を警備した松前藩の
孤高の苦しさが
辺鄙な所故の哀れさを
この季節
身にしみてわかりました



松前藩の苦悩の何たるかを
わからないまま
藩を救おうと描いた
夷酋列像もまた見逃して
寒い松前をあとにしました






コメント (1)
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