6丁目のつぶやき

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敦賀 金ケ埼城跡と芭蕉

2013-04-08 | 旅行
フェリーで北海道へ帰るため敦賀へ

昔はシベリア鉄道経由でヨーロッパまで行く玄関口で賑わって
駅の名称も「金ケ埼」
今は「旧敦賀港駅舎」として半分残っているだけ
街も寂れ、バスの運行も年々少なくなっているそうだ
その先に小高い岸壁が海に突き出ているが
浅井、朝倉に攻められ秀吉がしんがりを務め信長を逃がした
有名な金ケ埼崩れと言われている所だ
その金ケ埼城跡
海に面した絶壁と三方の尾根を上手く活用した天然城で
これなら秀吉も手負い少なく防戦できただろうと想像したが
今は階段を登りハイキングコースとなり名跡盤があるだけで哀れである

一方敦賀は奥の細道で芭蕉が足跡を残し
「敦賀気比神社」や「色が浜」等句碑が多く残る
月を詠んだ句が多いが
生憎天候が悪く名月を拝めなかった
「浪の間や小貝にまじる萩の塵」
の豆粒ほどの小貝は
「色が浜」で拾ったが
こんな可愛らしい貝を芭蕉が詠むなんて
芭蕉は優しい

色が浜の海岸

気比の松林

気比神社の長命水



コメント
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