6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

鷲羽岳2924m 水晶岳2986m 回想2011.07.31

2011-08-24 | 登山
車のナンバープレートから察するに
全国から長距離走って集まった登山客は
土砂降りの中支度して次から次へと個々に山へ向かっている

折角苦労して登るのに何も見られないのではと
私は断念して新穂高駐車場に滞留
食料の買出しがてら、栃尾温泉、深山荘の露天風呂、途中の日帰り温泉と
生ビール片手に天候を気にしてまる三日過ごした

四日目、夜空には星が瞬きやっと今日は大丈夫と急ぎ支度して
2011.07.31早朝5時、出発した頃は稜線の向こうに
紺碧の青空が見えかくれして、待った甲斐ありと足取りも軽かった
しかし双六小屋近くを過ぎた頃から雲行き怪しくなり
ついに霧雨
カッパを着て三俣小屋めざして歩き始めたが途中ゲリラ雨
登山靴の中まで水が入りだした
ビショビショになり辺は薄暗く心細くなったがやっと4時ごろ
赤い屋根の小屋を見つけ11時間の行程を乗り切った

中はツワー客で満杯
乾燥室もごった返し、さかんに間違わないようアナウンスしていたが
ぎゅうぎゅう詰めの中、高いビールを飲んで縮こまって横になった
イビキも負けじとあちこちで唸っていた

翌朝は雨も止んで槍ヶ岳がかすかにガスの合間に見えがくれして感激したが
小屋から1時間ちょっとで岩場の鷲羽岳2924mに到着した頃には
ガスが追いかけるようにしてまたたく間に視界を見えなくした
雲の平方面等絶景であるらしいが何も見えない
水晶岳2986mもただただガスのなか
足下の高山植物を愛でながら登っただけと言う百名山93番目の2山であった

三俣山荘からの鷲羽岳

鷲羽岳からの水晶岳

三俣山荘から昔登った槍ヶ岳を望み感無量

足元には信濃キンバイが際立つ








コメント
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