褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 リベンジ・マッチ(2013) 遺恨マッチです

2024年01月16日 | 映画(ら行)
 すっかりガス欠を起こしてしまい久しぶりの投稿。これからはもう少し頻度を上げて投稿しようと思うので今年もよろしくお願いします。さて、今回紹介する映画はボクシング映画の金字塔ロッキーシリーズで一躍大スターに登りつめたシルベスター・スタローン。そして、こちらもボクシング映画の名作として誉れ高いレイジング・ブルで大幅に体重を増加させた役作りで名を馳せたロバート・デ・ニーロ。まさかの2人のW主演によるボクシング映画が今回紹介するリベンジ・マッチ
 本作の公開時にシルベスター・スタローンは67歳。ロバート・デ・ニーロにいたっては70歳。老優の2人が裸をさらしてボクシング対決をする。この2人のボクシング対決と聞いて、なせか俺はエイリアンVSプレデターを思い出してしまった。嫌な予感しかしないようなボクシング映画を見せられるのかと思いきや、俺の予想は良い意味で大きく裏切られた。

 シルベスター・スタローンとロバート・デ・ニーロのかつての主演作のパロディーを存分に取り入れたストーリーの紹介を。
 1980年代に一世を風靡したボクサーだったヘンリー(シルベスター・スタローン)とビリー(ロバート・デ・ニーロ)。2人の対戦成績は1勝1敗の五分。しかし、決着をつけるはずの第3戦目を迎える直前でヘンリーが突然引退してしまったことにビリーは30年経った今でも根に持っていた。一方ヘンリーもある理由でビリーを嫌っておりずっと避けていた。
 そんな2人に目を付けたのが、プロモーターであるダンテ(ケヴィン・ハート)。無謀にも彼らを30年ぶりに戦わせて大儲けをしようと企むのだが・・・

 前述したようにロッキーレイジング・ブルという2人のボクシング映画の代表作のパロディーをけっこう取り入れてくるので、できればこの2作品は観ておいた方が良いだろう。なぜなら本作ではギャグとして効果を上げているので予め両作品を観ている人は観てない人よりも笑えるからだ。
 笑えるのはパロディーだけではない。60歳を超えたジイサン連中の口の悪さが凄い。特にロバート・デ・ニーロの罵詈雑言、スタローン演じるヘンリーのトレーナーに抜擢されるルイス(アラン・アーキン)の場所をわきまえない下ネタ等・・・良い子を持つお母さんも顔を真っ青にしてしまいそうな台詞の数々が最初から最後まで怒涛の如く飛び交うのが、俺にはかなりウケた。
 そしてクライマックスのボクシングシーンだが、思いのほか熱いファイトシーンを見せてくれる。自らの誇りのために30年の想いをぶつけ合う激闘に俺のハートが熱くなった。コメディ色が強い映画だが、ここには家族愛、誇り、友情等も感じさせる。そして本作がニクイのが最後にボクシングファンを喜ばせるシーンを用意しているところ。
 それにしてもシルベスター・スタローンもロバート・デ・ニーロも凄いのが年齢を感じさせない肉体を鍛え上げていること。特にスタローンは水を得た魚のようなハッスルしているし、ロッキー健在ぶりを本作でも見せつける。ロッキーシリーズを見続けている50歳以上の大人達には当然楽しめるし、ロッキーシリーズやレイジング・ブルを観ていない人でも一応は楽しめそうだ。自分で言うのも何だが、今年一発目に紹介するのに相応しいリベンジ・マッチをお勧めに挙げておこう

 監督はピーター・シーガル。本作以外にもコメディ作品で確かな演出力を見せつける。ラブコメの傑作50回目のファーストキス、かつてバート・レイノルズ主演のリメイク作品ロンゲスト・ヤード、スティーヴ・カレル、アン・ハサウェイ共演のスパイ映画ゲット・スマートがお勧め。






 
 

 

 
 

 
 

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