褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 デイブレイカー(2008) ヴァンパイアだらけの世界

2012年01月28日 | 映画(た行)
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 人間は絶滅危惧種に指定され、今や全人類?の5パーセントしか生き残っていない。残りの95パーセントのマジョリティを支配しているのがヴァンパイア(吸血鬼)というチョット笑える設定の映画がデイブレイカー。果たして不老不死であるヴァンパイア達の文明とはいかなるものか

 お日様の出ている時間帯は活動できないヴァンパイア達だが、日暮れから薄暗くなる時間帯において駅構内をビジネスマンスーツを着たヴァンパイアたちの出勤風景が見られる。駅構内には果汁100パーセントのフルーツジュースでは無く、人血20パーセント入りのジュースが売られていて、ヴァンパイア(吸血鬼)たちの列が出来ている。人間はヴァンパイア達に捕らえられ、飼育され血液供給源になっていた
 ところが今や大漁に捕らえられている人間は絶滅寸前、そのことに伴いヴァンパイアの世界は大混乱。なぜなら食料不足ならぬ人間の血液不足に陥っているからだ。

 奴等は不老不死のヴァンパイアのくせに真面目に働くとは立派な心がけだと感心していたら、少なくなった人間の血液を利用してひたすら利潤を追求する会社の社長であるヴァンパイアと人間の血液を欲しがる物乞いのヴァンパイアの対比がまさに現代の人間社会が直面している格差社会の問題を見せつける。
 俺は不老不死の薬を欲していたけれど、ひたすら地獄の苦しみを味わう人生が永遠に続く恐ろしさを考えたら、もっと違う薬が欲しいと心を改めた

 さて、この映画のイーサン・ホーク演じる主人公は10回目の35歳を迎えるヴァンパイア。しかし、彼は人間と共存共栄を望む珍しいタイプのヴァンパイアだ。そんな彼がヴァンパイアと人間の両方の世界を救おうと必死で悩む姿が笑えるデイブレイカーを紹介します

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 近未来の2019年が舞台。10年前のあるウイルスがきっかけでヴァンパイアが爆発的に増えてしまい、逆に、ヴァンパイアの血液供給源となっている人間は大量に捕獲され、絶滅の危機が迫っていた。そんな中で、ヴァンパイアの少女が『不老不死のヴァンパイアなんて、嫌だ!』と書いた遺書を残し、太陽の光を浴びて燃え尽きてしまう(自殺する)。

 大手血液製造会社に勤めるエドワード(イーサン・ホーク)は、人間の血液に代わる代替製品の開発に励んでいるヴァンパイアである研究者。人間の血液が足りなくなりそうな事態が迫っている状況において、なかなか人間の血液の代替製品を開発できないのに悩んでいた。

 ある夜、エドワード(ホーク)は車で衝突事故を起こしてしまう。相手の車は人間の生き残りであり、ヴァンパイア体制に対するレジスタンスであるオードリー(クローディア・カーヴァン)と言う女性とその仲間達が乗っていた。かねてから人間を捕獲するのに反対だったエドワード(ホーク)はヴァンパイアの警察団から彼女達を守ってやる。

 親人間派のヴァンパイアだと見込まれたエドワード(ホーク)は、オードリー(クローディア・カーヴァン)の手引きによってライオネル(ウイレム・デフォー)と会わさせられる。実はライオネル(デフォー)は人間なのだが、かつてはヴァンパイアだった。ライオネル(デフォー)のような希少価値の人間の存在からエドワード(ホーク)はヴァンパイアと人間が共存できることを確信するのだが・・・エドワード(ホーク)が人間とヴァンパイアの戦いに巻き込まれながらも、必死で共存共栄の道を探し出そうとする姿は映画を観てください



 ヴァンパイア用に開発された車、昼夜が逆転した構図、ヴァンパイア達の残虐なシーンなど見所がたくさんあります。特にイーサン・ホークの自らの肉体を駆使して行う人体実験はかなり笑えました

 主演のイーサン・ホークは、この映画ではかなり格好良いです。彼の出演しているお勧め映画は遺伝子の優劣で、人間の優劣が決まってしまう近未来を描いたガタカ、ニコラス・ケイジ共演で暗躍する武器商人を描いたロード・オブ・ウォーが傑作です。

 残り少なくなってきた人間の血液を利権にしようと企む大手血液製造会社の社長でイーサン・ホークの上司を演じるのがサム・ニール。この人のお勧め作品はスティーヴン・スピルバーグ監督のジュラシック・パーク、ちょっと痛いシーンがあるピアノ・レッスンなど。

 元ヴァンパイアで人間に戻ったという珍しい役を演じるのがウイレム・デフォー。オリバー・ストーン監督のプラトーンでは映画史に残るあの名シーンでインパクトを残し、マーティン・スコセッシ監督の最後の誘惑では悩むイエス・キリストを演じ、スパイダーマンではグリーン・ゴブリンを演じるなど多くの名作、ヒット作品に出演するなど現在も大活躍している名優です。

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