褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 天使のくれた時間(2000) 違う人生を歩みたいと思う時があります

2012年01月05日 | 映画(た行)
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ
     
 人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします

 俺はとにかく現状に不満だ。やり直せるのなら、もう一度人生をやり直したい。自分の肉体、精神性も全てぶっ壊し、無の状態から自らを再構築したい気持ちだ。ここまで極端ではなくても、ある過去に遡って違う人生の選択をしたいと願っている人は多いはず。
 ちなみに俺の場合は過去の事を考えると悔いることばかり。あの日、あの時違う決断をしていれば

 しかし、本当にあの日、あの時に戻って違う決断をしていれば現在は満足のいく生活をしていただろうか?この問いに対する結論は自分なりに出ている。不幸な出来事を修正するために過去に遡り、運命を変えようとするが・・・を描いた映画バタフライ・エフェクトを観た時、ありのままの現状を受け容れることが最善の考え方だという事がよくわかった。
 しかし、そうは言ってもである。あの時、あの一瞬に違う選択をしていれば。そんなどうしようもない願いを叶えてくれる?のが今回紹介する天使のくれた時間です。

 さて内容は13年前の空港において、恋人から『飛行機に乗らないで』とアドバイスをされるが、ビジネスで大成功を収めるという野心を持った男はロンドン行きの飛行機に乗ってしまう。そしてその男は現在では、めでたくウォール街の大手金融会社の社長に登りつめ、マンハッタンに億ションを構え、ベッドの側には常に綺麗な女性が居るような男なら誰もが羨む生活を手に入れていた。
 ひたすら楽しい独身生活を楽しんでいるはずだったが、ふと昔の恋人の事を思い出す。果たして13年前のあの時、恋人のアドバイスを聴き入れて飛行機に乗らなかったら今頃はどんな生活をしていただろうか?そんな男の心に付け入るかのように、拳銃を手にしたガラの悪い天使によってもう1つの人生に送り込まれてしまい・・・というストーリ。

 欲しい物は全て金で手に入れることが出来た人生から、一転して妻が居て、子供が2人居るごく普通のマイホームパパとしての人生を経験してしまうが、その生活感のギャップがとにかく笑える。突然子供の世話をしないといけなくなったり、女遊びが出来なくなったことに戸惑ったり、今までなら簡単に買うことができた高級スーツを買おうとしたら妻に怒られたり。
 本当にマイホームパパはツマラナイということがよく理解できるという映画ではなく、改めて大切な物とは何かを教えてくれる天使のくれた時間を紹介します

天使のくれた時間 デラックス版 [DVD]
ニコラス・ケイジ,ティア・レオーニ,ドン・チードル,ジェレミー・ピヴェン
ジェネオン エンタテインメント


 ウォール街の大手金融会社の社長であるジャック(ニコラス・ケイジ)はやり手のビジネスマンであり、今も企業買収を企んでいる。そんな彼に昔の元カノであったケイト(ティア・レオーニ)から電話があったことを秘書から知らされる。

 クリスマスイブの夜、ジャック(ケイジ)は帰宅ついでにスーパーに立ち寄るが、拳銃を持った黒人のキャッシュ(ドン・チードル)が店員に大声で怒鳴り立てている場面に出くわしてしまう。
 巧みに金でその場を解決したジャック(ケイジ)だったが、見知らぬ男であるキャッシュ(チードル)から不思議な事を聞かされる。

 その夜、自分の豪華マンションに帰っていつものように眠りについたジャック(ケイジ)だったが、朝起きて吃驚。隣で寝ているのは13年前に別れたはずの元カノのケイト(レオーニ)で、しかも家は郊外の一軒家。大慌てで会社に向かうジャック(ケイジ)だったが、更に信じられないことが起こっていた。
 別れたはずのケイト(レオーニ)は何時の間にか自分の妻になっており、しかも自分の息子が2人いる。そして自分は会社の大手金融会社の社長ではなく、妻のケイト(レオーニ)の父が経営するタイヤの小売店のセールスマンになっていた。
 最初こそマイホームパパになってしまったことに戸惑っていたジャック(ケイジ)だったが、何時の間にやら普通の暖かい家庭の生活が居心地良くなってしまい・・・心暖まる展開は映画を観てください



 この映画の結末は当たり前の所に収まっていますが、それでも感動的です。しかし、やっぱりお金は欲しいという気持ちは改めることは出来ません

 監督はジャッキー・チェン主演のラッシュ・アワー、アンソニー・ホプキンスの当たり役のハンニバル・レクター博士シリーズのレッド・ドラゴンなどのブレット・ラトナー多くのヒット作を飛ばしている監督です。

 主演のジャックを演じるのは大スターのニコラス・ケイジ。最近はとにかく出演しまくっている印象があります。今さらこの人に関してお勧め作品を挙げるのも気が引けますがジョン・ウー監督のウインドトーカーズは反日的な内容を含んでいますが、なかなか熱い作品で個人的に気に入っております。

 ケイト役のティア・レオニーディープ・インパクトが印象的。最近はちょっと見かけないのが残念です。まだまだ女優として老け込む年齢でも無いので今後に期待したい人です。個人的にはシャロン・ストーンやアネット・ベニングに少し似ている感じがするのが良いです。

 キャッシュという天使を演じるのが黒人俳優のドン・チードルオーシャンズシリーズにも出演していますが、この人のお勧め作品はルワンダ紛争によって生じた多くの難民を救おうとするホテルの支配人を演じたホテル・ルワンダ。他にアメリカの人種問題を描いたポール・ハギス監督のクラッシュもお勧めです。

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ
     
 人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします

 




 
 

 




 
 
 

 

 

 

 
 

 

 

 

 
 
 
 
 

 

 
 

 
 
  
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする