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でっかい化け物が出てきたり、得体の知れない何者かに襲われたり、刃物が飛んできたりするような映画は恐怖感が一杯で楽しいが、わざわざ大金を掛けなくても普通の日常生活の中にも怖いことがたくさんある。むしろその方が現実感があり過ぎて怖い場合がある。わざわざ怪物を登場させなくても女2人を登場させるだけで充分に怖い映画が撮れることを証明しているのが今回紹介するあるスキャンダルの覚え書きです
女同士の争いは陰湿すぎてタチが悪いとはよく言われる。確かに殴り合った男同士の喧嘩なら修復することはよくあるが、心理的な葛藤が引き起こす女の争いは非常に修復困難だと思うのは僕の偏見だろうかそんな陰湿、醜悪、嫉妬、執念深さなどの嫌悪感を怖いぐらいにこの映画は描いている。
しかもかつてのアイドルグループのモーニング娘のようなカワイ子ちゃん達の内輪モメごときのような争いではなく、オスカーにも輝く二大実力派女優のジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの演技合戦による相乗効果を得て、抜群に見応えのある映画になっている。
少しばかり偏屈になってしまった独身の老女が、美人で結婚している女性の秘密を握り、そして追い詰めていく様子がリアルに怖いあるスキャンダルの覚え書きを紹介します
あるスキャンダルの覚え書き [DVD] | |
ジュディ・デンチ,ケイト・ブランシェット,アンドリュー・シンプソン,ビル・ナイ | |
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
ロンドンの労働階級の子供が通う中学校において、バーバラ(ジュディ・デンチ)は歴史を教えるベテラン女性教師。彼女は生徒に対しては厳しい姿勢で臨み、校長や同僚からは嫌われていて孤独感を味わっている。そんなこともあってか彼女は社会に対して偏屈な目で見ており、すっかり婚期を逃してしまっている。
ある日、バーバラ(デンチ)の教える中学校に美術の教師であるシーバ(ケイト・ブランシェット)が赴任してくる。シーバ(ブランシェット)は美人であり、結婚している。そんなシーバ(ブランシェット)にバーバラ(デンチ)は心惹かれ、彼女の事をつぶさに日記に留めていた。そしてバーバラ(デンチ)はシーバ(ブランシェット)と仲良くなるために彼女に近づこうとし、シーバ(ブランシェット)の家族とも打ち解けあい、バーバラ(デンチ)の思惑通りにシーバ(ブランシェット)の信頼を得る。
ところがバーバラ(デンチ)は美術室でシーバ(ブランシェット)が15歳の男子生徒を連れ込んで肉体関係に及んでいるのを目撃してしまい・・・バーバラ(デンチ)がシーバ(ブランシェット)との友情を更に固い物にしようと、ネチネチ恐喝していく様子は映画を観てください
実話を基にしている映画。僕も自分の行動が誰かにチェックされているかもしれないと思うと変なことは出来ませんねしかし、この映画のケイト・ブランシェットは綺麗でした。彼女の出演している映画はよく観ますが、実はこんなに綺麗だったのかと驚きましたがこれも彼女の演技力が成せる技でしょうか
しかし、大ベテラン女優のジュディ・デンチは凄いですね。年配独身女性の偏屈さをうまく演じています。ラストシーンもかなり意味深です。
通常サスペンス映画というのは善人と悪人が登場し、だいたいは善人の立場になって観るものですが、この映画は両者に感情移入できる作品です
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