褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 北京ヴァイオリン(2002) 純粋に感動するドラマ

2011年02月14日 | 映画(は行)
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 本当に中国映画は感動する特に僕みたいな純粋無垢でどんなストーリーにも感動してしまう人にとって中国映画はお勧め
 困っている人が居れば集団で助けてくれる中国人の姿を映画で見ると日中関係が険悪な雰囲気だということを忘れさせてくれる。

 今回紹介する北京ヴァイオリンは母の形見であるヴァイオリンを手に父と息子が田舎から出てきて一攫千金を夢見ながら、親子の絆を確かめるストーリー感動させる映画を撮るのに大金も大スターも不要だということがよくわかる。
 
 ちなみに監督は黄色い大地さらば、わが愛/覇王別姫チェン・カイコー
 黄色い大地は日本軍との戦いにおける戦意高揚のための民謡収集を行うために寒村にやって来た若い兵士と少女や村人たちの交流が描かれている。感動的な民謡秘話と中国の大自然が印象的です。
 そしてさらば、わが愛/覇王別姫は日中戦争と文化大革命による中国の激動期に翻弄される京劇役者達を描いた大作。
 チェン・カイコー監督は中国映画のレベルの高さを世界に見せる代表的存在だろう。

 それでは貧しいながらも夢を掴もうとする父子の絆の固さと、そんな父子を支えようとする周りの人々の暖かさを描いた北京ヴァイオリンを紹介します

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タン・ユン,リウ・ペイチー,ワン・チーウェン,チェン・ホン
ジェネオン エンタテインメント


 中国の田舎の村に父のリュウとその息子で母からの形見としてヴァイオリンを持っている13歳のチュン少年の二人が滞在している。チュン少年のヴァイオリンの腕前は村の有力者の子供が産まれるのに難産であったが、彼がヴァイオリンを弾くとそれまでの難産が嘘だったかのように子供がアッサリと産まれるぐらいの凄さ
 リュウとチュン少年の2人は一緒に村から村を渡り、細々とお金を稼いでいたが北京において、ヴァイオリンのコンクールがあることを知り、田舎の村を飛び出し大都会北京へ向かう

 大都会の北京での慣れない生活において、父のリュウは恥も外聞も無く頭を下げまくりおかげでチュン少年は音楽の先生であるチアン先生に学ぶことができた。チアン先生は情熱的にチュン少年を教える、そしてチュン少年も一生懸命に練習をする。

 そんなチュン少年の前に現れたのが、田舎に居たんでは恐らく見ることがなかった綺麗なリリという女性。リリは次から次へとお金持ちの貢いでくれる男と付き合っている女性。しかし、チュン少年は次第にリリに惹かれていく。

 リュウはある日、高名な音楽家であるユイ教授を目にする。リュウは息子のチュン少年がヴァイオリニストとして大きく成長するためには今のチアン先生ではなく、ユイ教授の世話になったほうが良いのでは無いかという考えに達してしまい、しかもユイ教授はチュン少年に対して、ヴァイオリン弾きとしての才能を感じる。

 リュウとユイ教授の思惑が一致したことから、チュン少年はユイ教授の下でヴァイオリンの練習に励み、ヴァイオリンの国際コンクール出場の夢に向かおうとするが・・・実はチュン少年の出生には彼自身が知らなかった秘密があり・・・リュウとチュン少年の固い結束、2人の生活に影響を及ぼす周囲の人々の思いやりなどは映画を観てください





 この父と息子の固い親子の絆は観ている誰もが感動すること間違いない。
 そして中国流のユーモア。この映画に登場してくる人たちの我がままさは笑えるし、また日本人が中国人を恐れる理由でもあるのだが意外に中国人同士の我がままのぶつけ合いは、お互いに心得ているようで割とアッサリ解決したりする。
 今の中国の凄い経済発展の勢いの裏に、格差社会、拝金主義、競争社会などの問題があるがこの映画でもそのようなことが描かれている。しかし、そのような問題点を忘れさせてしまうほど感動させる純粋な人間関係を見せてくれるこの映画はお勧めです

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コメント (2)
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