褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 イントゥ・ザ・ワイルド(2007) ショーン・ペン監督作品、圧倒的な自然の凄さ

2009年11月12日 | 映画(あ行)
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 最近もミルクアカデミー主演男優賞を受賞するなど、俳優としてその圧倒的な実力を見せ付けるショーン・ペンだが、実は彼は映画監督としても評価が高い
 僕は彼の監督作品を観るのが今回のイントゥ・ザ・ワイルド(荒野へ)が、初めての映画
 この映画の見所はやはり観るものを圧倒する自然だろうこの映画を観るとモーターサイクル・ダイアリーズザ・ビーチの2本の映画を思い出す
 この映画の主人公が何不自由の無い生活を捨てて、アラスカを目指す姿が、文明を捨てて楽園での生活を夢見る若者がザ・ビーチレオナルド・ディカプリオとダブルし、そして大自然を描き出すシーンにはモーターサイクル・ダイアリーズを思い出させる
 実はこの映画の撮影を担当しているエリック・ゴーディエモーターサイクル・ダイアリーズの撮影と同じ人というのも納得
 特に印象的なシーンが鳥が列を成して飛ぶシーンは綺麗だねそして、山々の撮影が印象的
 実はこのイントゥ・ザ・ワイルドだけれど、実話をベースにしている
 それではストーリーを軽く紹介しよう

 1990年に大学を優秀な成績を卒業し、大学院に入学し、裕福な家庭の跡取り息子として父のウォルト(ウィリアム・ハート)、母のビリー(マーシャ・ゲイ・ハーデン)から期待を寄せられていたクリストファー(エミール・ハーシュ)だったが、彼は突如何を思ったか、持っている貯金を燃やし、家族に内緒で旅に出掛ける 

 クリストファー(エミール)は旅を続ける途中で愛車を乗り捨て、やがて色々な人々の出会いに触れていく
 クリストファー(エミール)は途中で人々との出会いに満足はするが、彼の最終目標はアラスカに行くこと
 彼は人間の暖かさに触れ、そして恋も経験するけれど、そのような素晴らしい出会いに浸ることなく出会った人たちとは必ず別れることになる
 そして、彼は求めていたアラスカに到着する
 クリストファー(エミール)は大いにアラスカでの生活を満喫するしかし、彼は自然の罠にかかることに・・・



 実はこの映画はクリストファー・マッカンドレスの1990年から1992年までの行方不明だった彼の亡くなるまでの足跡を映画化したものである
 確かに人間は冒険家みたいなところがあるから、この若者の文明から逃れたいと言う気持ちはわかる
 実際、クリストファー・マッカンドレスに関してはアメリカではかなりの事件として取り上げられていたみたいだ
 将来を約束された、裕福な家庭に育った若者がどうしてアラスカの山奥で死ぬことになってしまったのか

 しかし実際に映画を観て欲しいのだがこの映画はクリストファー・マッカンドレスと言う若者の死を描いた映画ではない
 実はこの映画は暗いイメージよりも、映画全体的には非常に活き活きとしているのだ
 いつも勉強ばかりしている若者が耕運機に乗って仕事をしている時の楽しそうな表情そして、自分と同じくジプシー生活をしている現在を楽しんでいる夫婦との楽しい出会い、そしてデンマーク人の若者とのカップルの出会い、そして無謀にも激流を下っていくカヌーでのシーンは、この若者の頭は良いが、若さゆえのチャレンジ精神が描かれていて、観ていて生命力にあふれた映画なのだ

 しかし、やっぱり人類が今まで切り開いてきた文明の尊さを最後はこの若者の死によって僕は現実に戻されてしまう
 自然の尊さと同時に自然の恐ろしさをこの映画で見ることが出来る
 この頭が良くて、チャレンジ精神旺盛な若者を演じたエミール・ハーシュだけれど、現在のハリウッドの映画界において20歳代のスターがいない中で、この若者はスターになる可能性を秘めていると思う
 ザ・ビーチとダブルところのある映画だからかもしれないが、少し雰囲気がレオナルド・ディカプリオに似ている感じがする
 それとショーン・ペン監督の作品は初めて観たけれど、意外と言っては失礼かもしれないけれど、堅実な演出だったね
 しかし、彼の監督作品ももっと観たいものだね
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コメント (4)
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