明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

源氏物語 御法(みのり)

2007年12月13日 | Weblog
今日は、源氏物語の輪読会の日でした。

11年間、6人の皆さんと『源氏物語』を原文で読む会を
続けています。

今日は、とうとう「御法(みのり)」に入りました。
この巻は、丁度、四十巻目です。
源氏の最愛の人、紫の上が病篤く、ついには帰らぬ人と
なるという筋です。



これは、国宝の源氏物語・「御法(みのり)」の巻の原画です。
この原画は、五島美術館で所有しています。
アップした絵は、五島美術館で求めたテレホンカードです。




これは、上の原画を復元模写した絵です。
加藤純子さんの模写です。

これで見ると、源氏と紫の上が良く判ります。
右に紫の上が、脇息に寄りかかって、やっと
起き上がっています。別離の涙を袂でぬぐって
います。左に源氏が、やはり涙にくれています。

この時代の絵は、左に身分の高い人を書くのが
普通でした。この絵もセオリー通りですね。

秋の夕暮れ、源氏や明石の中宮と懐かしく
語るいち、紫の上の病状はにわかに急変し
翌朝、露のようにはかなく消え果てしまいます。

紫の上の亡き後、源氏はどうしたのでしょうか。

それは、この次の機会に、源氏物語をご紹介する時に
お話します。

今日は、これまで。



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