ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ナガボソウ

2017年08月01日 | 草木:草本

 日曜日(11月13日)、散髪屋へ行った。散髪屋のオヤジはアウトドアの好きな、去年だったか初孫の生まれた陽気なオヤジ。陽気ではあるが、私のザビエル禿げをとやかく言わないという礼儀も持ち合わせた人。
 禿については何も言わないオヤジだが、今年の初めくらいの頃から毎度毎度訊かれることがある。「眉毛、切るねぇ」と言うのだ。「最近は女みたいに眉毛を剃って細くする男もいるよー」と言う。「剃るまではしないけど、あんたの眉毛は長いからねえ、少し切った方がいいんじゃないかと思うけどねぇ」と言う。確かに私の眉毛は長い。3センチほどの毛がふさふさ生えている。頭頂部に欲しいくらいだ。でも、私は断っている。
 眉毛を剃って細くする化粧はいつごろから始まったのだろうか。私が大学生の頃は自然のままの眉毛が、テレビタレントなどにも多かったと思う。その方が見た目優しく見えるのではないかと私は思うんだが・・・。2年ほど前、姪(当時27、8才)とデートしたとき、彼女の人相が変わっているのに驚いた。優しい顔だったのが少しきつい顔になっている。まじまじと彼女の顔を見つめたら、眉毛が長細くなっていたのだ。
 NHKの日曜美術館を観ていたら、ゲストの30代くらいの女性(たぶん芸術家)が太い眉であった。おそらく加工していない自然のままの眉。「やったぜ!」と思う。流行に流されないきっぱりした女も世の中にはいるんだ、と安心する。

 植物のナガボソウは全体が長細い草というわけでは無い。茎や葉が長細いというわけでも無い。写真を見れば分るが、その花穂が長い。長い穂の草ということ。他の草花に比べると花は小さく、あまり目立たない。花の付き方も少し変。”変”はしかし「オマエ変だぜ」なのでは無く、「オマエ個性的だな」ということ。自然の形、そのものの個性。
 
 チリメンナガボソウ(縮緬長穂草):花壇
 クマツヅラ科の多年草 アメリカ原産 方言名:なし
 長い穂を持っているのでナガボ(長穂)、葉の表面ににしわがあり縮緬状をしているのでチリメン(縮緬)。縮緬状の葉は、同じクマツヅラ科のランタナに似ている。
 フトボナガボソウに比べると穂が長く、穂の先が細い。分枝が多く、草丈は1~2mとフトボナガボソウよりひとまわり大きい。
 茎の先端から長い(30~60センチ)穂状花序を出し、穂の下の方から上に向かって3~5輪ずつ咲いていく。花は径1センチ程の濃紫色。花期は4~11月。
 
 花の群れ

 
 フトボナガボソウ(太穂長穂草):花壇
 クマツヅラ科の多年草 熱帯アメリカ原産 方言名:バクダングサ
 長い穂を持っているのでナガボ(長穂)、チリメンナガボソウに比べ穂が短くずんぐりしているように見えるのでフトボ(太穂)とつく。
 チリメンナガボソウとの大きな違いは葉の形状。こちらは縮緬状ではなく、少し照りがある。花の色もこちらは淡い紫色。草丈は50~100センチ。
 茎の先端から長い穂状花序を出し、淡紫色の花をつける。花期は5~11月。
 
 花
 訂正追記:2018.8.6
 記:島乃ガジ丸 2005.11.14 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行


ナガバミズアオイ

2017年08月01日 | 草木:草本

 10年ほど前まではキャンプ遊びなどでたびたびヤンバルへ出かけていたが、以来去年までは滅多に出かけることは無かった。それが一転、今年はとても多い。
 1月中旬に鹿児島の友人Nと、同月下旬には一人で、3月にはNと美女の三人旅、4月には従姉夫婦と、5月には埼玉の友人Kと、6月上旬には同じくKと彼の友人を伴って、同月下旬には平和運動家の爺様婆様を伴って、7月からは新たに借りた300坪の畑仕事で忙しく行く機会を得なかったが、今週火曜水曜(2012年11月13日~14日)、東京の友人Iと出かけ、計8度もヤンバル訪問をしている。

 ヤンバルへ行くと私の住んでいる宜野湾市や、実家のある那覇では見られない動植物に出会えるので、行くたんびに写真をたくさん撮ってある。この一年のヤンバルの写真、動植物に限っても5、600枚はあるだろう。何者か判明していない写真が大半だが、判明しているのも多くある。ナガバミズアオイもその一つ。
 ナガバミズアオイは従姉夫婦とオクラレルカを見に喜如嘉を訪ねた際に、オクラレルカと同様、切り花として栽培されているのを見た。その名は生産者に聞いて知った。
 
 ナガバミズアオイ(長葉水葵):水景装飾・切り花
 ミズアオイ科の水生多年草 北アメリカ原産 方言名:不詳
 アオイは葵と書き「大形の花をつけるアオイ科の草本の俗称」(広辞苑)のこと。ミズアオイは水葵、または雨久花と書き「ミズアオイ科の一年草。溜水中に生え」(〃)のことで、「溜水中に生え」るアオイに似た植物であることからその名があると思われる。本種はミズアオイの仲間で、葉が長いところからナガバ(長葉)と付くのであろう。アオイの由来はてっきり「花が青いから」と思ったら、『園芸植物名の由来』に「日を仰ぐという意で、仰ぐ日からアホヒとなり、アオイとなった」とあった。「ヒマワリみたいな奴なんだ」と思ったら、そういえばヒマワリは向日葵と漢字で書く。なお、ヒマワリはキク科の一年草で向日葵、または日回りとも書くが、「太陽を追って花がまわるという俗説があるが、実際にはほとんど動かない」(広辞苑)とのこと。
 茎をまっすぐ伸ばし、高さは1m内外になる。茎の先に小さな花を穂状につける。花は青紫色で、開花期は春から夏。葉はゲットウの葉の形に似ている。
 沖縄に自生は無く、田んぼのような環境で切り花用として栽培されている。
 
 花

 記:島乃ガジ丸 2012.11.16 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行


トクサ

2017年08月01日 | 草木:草本

 もう15年ほど前になるか、趣味で木工をやっていた。家具らしきものをいくつか作った。作品は実家、職場、馴染みの喫茶店、友人の家などにまだ残っている。
 趣味の木工だが、私はどちらかというと短期集中型性格なので、やっている間の数年の間は、木工の勉強に多くの時間を費やし、たくさんの本を読んだ。そこから目指したのは環境に優しい木工であった。燃やしても、土に埋めても環境を汚染しない塗料や接着剤を調べ、それらを使った。塗料は柿渋、亜麻仁油など。接着剤は膠(にかわ)で、どちらも倭国の伝統的な材。倭人は元々、環境に優しい人種なのである。
 鉋で木材を削る。上手な人が削るとその鉋くずは、向こうが透けて見えるほどに薄い。そうやって削られた木材の表面はスベスベである。ところが、素人の私が削ると、鉋くずは厚く一様で無い。木材の表面もさほどスベスベにはならない。そのような木材は鉋で削った後にサンドペーパーなどで研磨する必要がある。鉋の下手な私はサンドペーパー作業の時間が長かった。木工家のMさんに「ペーパー王」と揶揄されたほどであった。
 サンドペーパーで木材を研磨する際、細かい粉が多く出る。粉には削られる木材側のものと、削るペーパー側のものとが含まれている。木材側の粉は何でもないが、サンドペーパー側の研磨材は環境に悪いのではないかと、ある日思った。で、環境に悪くない研磨材はないかと調べた。・・・あった。トクサである。トクサは倭国に自生するシダ植物。その茎が研磨材になるとのこと。天然の研磨材、これも倭国伝統のもの。
 ところが、これが、沖縄では手に入らなかった。植物そのものが沖縄に自生が無いのであった。さらにところが、木工を止めて数年後に、知人の家の庭で発見する。

 トクサとは葉がシソの葉くらいの大きさで、その表面がザラザラしているものと想像していた私は、茎ばかりのように見えるそれを初めフトイ(カヤツリグサ科の多年草)かと思った。「トクサ」と聞いてちょっとビックリしたのであった。
 「あー、これがトクサであったか」と感激もしたが、短期集中型性格の私は、つまり、熱しやすく冷めやすい私は、もう既に木工に興味を失くしていたのであった。
 
 トクサ(木賊):添景
 トクサ科の常緑シダ植物 北海道から本州中部以北に分布 方言名:なし 
 『名前といわれ野の草花図鑑』には、漢字は砥草があてられ、砥ぐ草の意味とあった。「ざらざらしたかたい茎をゆでて、乾燥させたもの」を使うとのこと。「トクサの皮には多量の珪酸が含まれており、これが研磨の役となる」とのこと。
 茎が分枝せずに、にょきにょきと伸びている。よく見かける他のシダ植物とは見た目違うので、今回調べるまでシダ植物とは思わなかった。地上に伸びているのは茎だけに見えるが、小さな葉がついている。根茎は地下を這い、横に広がり増えていく。
 草丈は50~100センチほど。やや湿ったところに生える。シダ植物なので胞子で増える。胞子穂の時期は9~10月。沖縄には分布しないが、知人の庭に育っている。
 
 北海道産

 記:島乃ガジ丸 2006.12.5 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行


トウワタ

2017年08月01日 | 草木:草本

 舶来品という言葉を最近ほとんど聞かないが、若い人ではこの言葉を知らない人もいるのであろうか。舶は船舶(大型の、貿易に使われるような船のこと)のこと。舶来品とは船によって運ばれてきた品、いわゆる輸入品のこと。
 私が子供の頃は、沖縄はまだ日本への復帰前で、アメリカの占領地であった。沖縄のあちこちにアメリカ人がいっぱいいて、アメリカの品々もたくさん入ってきた。ハンバーガー、ホットドッグ、ピザ、タコス、フライドポテト、フライドチキン、コーラ、ルートビア、ポップコーンなどが舶来品として、ドドーっとやってきた。
 舶来品は食品だけでなく、衣料品や電化製品、車など生活に関わるもの全般に渡って沖縄の暮らしに入ってきた。だからその頃、舶来品といえばアメリカームン(アメリカ物)となっていた。アメリカームンは日本物より上等で、当然、沖縄物よりははるかに上等なものだと評価されており、ウチナーンチュはアメリカームンをありがたがった。
 もっと、ずっと昔、琉球王朝の時代はしかし、ウチナーンチュがありがたがったのはアメリカームンでは無く、カラムン(唐物)であったようだ。カラムンはシマー(島の物)より上等な物とされていた。当時はまた、外国といえば中国であったので、唐物という言葉は中国からの輸入品だけでなく、外国からの輸入品全般を指していたようである。舶来とか洋物とかいう言葉は無く、外国からきた物の多くは、唐と名がついた。

 トウワタという植物は南アメリカの原産ではあるが、唐の綿という名になっている。この唐は、上に説明した通りのことで、外国という意味で使われている。琉球において昔、中国が外国の全てを表現していたように、倭国においても同じく、中国は外国の代表であったのである。そんな中国とは、できるだけ仲良くして欲しいと、私は願う。
 
 トウワタ(唐綿):花壇
 ガガイモ科の多年草 南アメリカ原産 方言名:セーヤン
 熟した種子には白い綿毛がつく。そこから綿という名。唐は「外来の」ということ。茎を切ると白乳液を出すが、毒性があり、葉にも毒がある。その葉を食草とするカバマダラの幼虫にも毒が移り、蝶になっても毒が残る。ために、鳥に食べられないとのこと。
 茎は高さ1メートルほどにまで伸び、5月頃から秋にかけて、茎の先に橙色の小さな花を集めて傘状に咲かす。種が飛んだのか、道端に咲いているのもたまに見かける。
 
 花
 
 綿
 
 キバナトウワタ

 記:島乃ガジ丸 2005.7.29 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行


テンニンギク

2017年08月01日 | 草木:草本

 死後の世界に天国とか地獄とかがあるとは、私は思っていない。死んだら、死んだ者の数だけ無数の世界があると思っている。天国地獄の概念は、「この世では正しく生きた方がいいよ」ってことを教えるために作られたものであろう。確かに、皆が清く正しく生きている世界ならば、お互い住みやすいはず。命を奪われる心配は無く、財産を奪われる恐れも無い。枕を高くして寝られるわけだ。安心安全安眠が幸福の第一。
 テンニンギクという名の由来を調べたら、「天人」は「天界に住む神々」とあった。ここからちょっと話が逸れる。じゃあ「天界」とは何ぞやとなり、調べる。「天上の世界」とある。「天」は「神々の住む領域」で、「人間世界(人道)よりはすぐれているが、六道の一で、なお輪廻を免れない領域とされる。欲界の六天、色界の十八天、無色界の四天と階層的に構成される。」とある。ほほう、仏教では天にもいくつかあるようだ。
 いくつかある「天」はまた、ひっくるめて一つの世界となっており、「十界」の中の一つとなっている。「十界」とは「迷いと悟りの全世界を10種に分けたもの」で、「地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人間界・天上界(以上迷界)と声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界(以上悟界)。」とに分けられている。「教え」のためにいろいろ考えたようだ。天国と地獄しかない「教え」よりも出世ゲームみたいでなかなか面白い。
 テンニンギクの名前の由来は不明だったが、人間界よりランクが一つ上の名前がついているということは、普通よりは上と言っているのであろう。
 ※以上、引用はいずれも広辞苑
 
 テンニンギク(天人菊):花壇
 キク科の一年草 北アメリカ原産 方言名:なし
 「天人」を広辞苑で見ると、「天界に住む神々。人間より優っているが、なお輪廻の迷いの状態にある。」とあった。ということはこのテンニンギク、「最上では無いが、まあまあきれいなキク」ということになるのか。正確なところは不明。
 高さは40センチほどになる。花の直径は5センチ内外。縁は黄褐色または黄赤色で、基部は紫色。開花期は5~10月と書いたが、私が見たのは11月。栽培されたものが流出して野生化したものもあるらしい。私が見たのは街路の植栽桝。
 「天人」と名のつくものは他にテンニンソウ(天人草)があり、シソ科の多年草で、日本各地の山林中に見られるとのこと。ただ、私が参考にしているどの文献にも記載が無いので、沖縄には自生していないのかもしれない。もう一つ、テンニンカ(天人花)というフトモモ科の常緑低木がある。これはまた、日本では沖縄にのみ自生する。テンニンカは花がきれいで、果実も食べられる。写真が撮れたら紹介したいと思う。
 
 花

 記:島乃ガジ丸 2006.11.5 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行