関東大震災の後、13歳の慎太と11歳の喬太は東京から秩父へ引っ越しさせられる。しかも偽名を使って。父の細見は陸軍の機密を持っており、陸軍から狙われている。小曽根百合。16歳で特殊訓練を受け、中国で何人もの殺害に関わった。ゆえあって、百合は慎太を救うことになる…
長い。ひたすらに長い。490頁もみっちりと続く。
細見は陸軍と組んで、色々と後ろ暗いことをしているのだけれど、その前後の歴史(どっからどこまでがフィクションだかよく分からない。山本五十六とか宇垣など実名が出て来るけれど)がなかなか面白い。
幣原機関(架空だと思う)が女性のスパイを養成していたときに、銃器の扱いがずば抜けていたのが百合。タイトルのリボルバー・リリーはここから来てる(と思う。)見目麗しく、きっぷがいい。彼女に軽く恋をしつつ読んでしまう。
百合や慎太を救おうとする弁護士岩見などのサブキャラもいい。
難点は、やはり長いということだろう。しかし、直木賞候補なってもおかしくないほど、外も中も重厚だった。
今日の一曲
リボルバー。氷室京介で"REVOLVER"
では、また。
長い。ひたすらに長い。490頁もみっちりと続く。
細見は陸軍と組んで、色々と後ろ暗いことをしているのだけれど、その前後の歴史(どっからどこまでがフィクションだかよく分からない。山本五十六とか宇垣など実名が出て来るけれど)がなかなか面白い。
幣原機関(架空だと思う)が女性のスパイを養成していたときに、銃器の扱いがずば抜けていたのが百合。タイトルのリボルバー・リリーはここから来てる(と思う。)見目麗しく、きっぷがいい。彼女に軽く恋をしつつ読んでしまう。
百合や慎太を救おうとする弁護士岩見などのサブキャラもいい。
難点は、やはり長いということだろう。しかし、直木賞候補なってもおかしくないほど、外も中も重厚だった。
今日の一曲
リボルバー。氷室京介で"REVOLVER"
では、また。