芳野千鶴、パン工場勤務。元夫から暴力を振るわれ金を奪われるどん底の日々。小さい時に母親に捨てられた経験をラジオに投稿したら採用された。そして母を知る人から連絡が・・・
凄いスゴすぎる。考えさせられ心をブン回された。対人関係に悩む人2021年必読本。
※以下軽くネタバレ 読むと決めてるのなら以下読む必要なし。
千鶴は、母親のアパートに越す。そこはトラウマを抱える人たちがいた。娘に捨てられた母、男に捨てられた妊婦、見た目は美しいのに鬱屈とした内面の美容師、そして認知症になった千鶴の母。共同生活から見えてくるものは。
認知症の悲惨さみたいなものよりも、自分の不幸を他人(特に母親)のせいにしてきたことに気づくことの大切さが、すごく心を打った。
今日の一曲
chelmicoで、「三億円」
chelmicoで、「三億円」
では、また。