著者の祖父、山田寅次郎は、トルコ(オスマン帝国)のエルトゥールル号遭難事件の際、日本で集められた義捐金をトルコに持っていき、以降トルコと日本の懸け橋となり、また実業家として活躍した。そんな寅次郎の伝記。
伝記の堅苦しい感じはまったくなく、かなり読みやすい。確か、北上次郎氏がどこかの書評で紹介してた。
簡単にまとめてしまうと、1866年生まれ、東京薬学校(今の東京薬科大)を出て、外国語を学び、潜水技術を学び、「東京百事便」(タウンページのようなもの)を出版し、オスマン帝国で皇帝に謁見し、トルコと商売をし、日本で製紙会社をつくる、ってな感じ。
途中、日露戦争の際のロシアの動きを探るよう命じられたりするのだけれど、この時代がすごく近くに感じられる。
友人で、建築史家でもあり建築家(築地本願寺や一橋大学の兼松講堂の設計)でもある伊東宙太から寅次郎に届いた絵ハガキが多数紹介されているのだけれど、文字やイラストに、とっても味がある。
今日の一曲
Bananaramaで、"Venus"
では、また。
伝記の堅苦しい感じはまったくなく、かなり読みやすい。確か、北上次郎氏がどこかの書評で紹介してた。
簡単にまとめてしまうと、1866年生まれ、東京薬学校(今の東京薬科大)を出て、外国語を学び、潜水技術を学び、「東京百事便」(タウンページのようなもの)を出版し、オスマン帝国で皇帝に謁見し、トルコと商売をし、日本で製紙会社をつくる、ってな感じ。
途中、日露戦争の際のロシアの動きを探るよう命じられたりするのだけれど、この時代がすごく近くに感じられる。
友人で、建築史家でもあり建築家(築地本願寺や一橋大学の兼松講堂の設計)でもある伊東宙太から寅次郎に届いた絵ハガキが多数紹介されているのだけれど、文字やイラストに、とっても味がある。
今日の一曲
Bananaramaで、"Venus"
では、また。
紹介されてる本を読みたくても高くて買えません。図書館に行く時間もないし…。
スミマセン、貧乏人の戯れ言でした。
この本はたしかに高いですね。図書館で借りました。