ラッキー

福祉亭の壁に家族の絵を・・の申し出。
たかが・・が、いつものように、されど・・。
午前の話しとは、違って、午後来訪されると、結局、福祉亭の中で最も良いと思われる空間に・・の話しに展開。
その位置には、すでに、数年に亘って飾られている写真。
季節ごとに取り替えられ、良い空気感を福祉亭内に送ってくれている。
そこに・・と。
もちろん、コトは、そう簡単じゃあない。
でも、結局、並べる・・で、なんとか収まる。
しかし・・
となると、ワイヤーがもう一本必要。
ハシゴも・・で、私が探しに出る。
な・なあんと、夕方の商店街。そこで工事中の、工事のハシゴが、即、目に飛び込んでくる。
ラッキ～～～！！
工事のお兄さんにお願いして、仕事がすみ次第、貸してくださいね・・と。
しばらくすると、な・なんと！！
体軀いかついお兄さんが、5人！！ハシゴ付きで来てくださる。
なにごとゾ！！と思われた様子。
お兄さん5人が見守る中、御年70のボラさんが、ハシゴに登る。
最後まで注意してと、口うるさく注意を促しているうちに、ワイヤー取り付け作業が終わり、
注意が呪いの言葉になったように、やっぱりボラさんが最後のハシゴの段を、踏み外される。
おっトッと～～・・
でも、無事、思惑どおりの位置に、ワイヤー取り付け。
ラッキー！！

参画

とにかく今は、様々なテーマで、参画が語られる時代に。
参画、参加。
それを口だしレベルから、行動の変容にまで辿り着くには・・の課題が横たわる。
縦割りと揶揄されることも、結局、口出しは、ノーサンキュウの考えから生まれているんじゃないかなあとも思えてきた。
脇から口だけ出される不都合と、不快感。
これは、避けたい。
でも、苦境や課題を抜け出すヒントにもなり得るもの。
強力な助っ人。
さあて・・・
会話の潤滑油として、つい多様してしまう血液型でも、干支でも、高島暦でも解決しかねる一つ一つの行動変容。
そして、培われた経験、思考を基に、繰り出す、繰り出される言葉の品格。
これですかね。

うち合わせ

理事会相変わらず。
統率力不足。
同じテーマが続く。
やっぱり、変えたくなるか。
こちらの思いとは、関係なく、話しが動いてしまう。
目まぐるしく。
情報共有の場。
その情報の内容を巡って。
大きな決定すべき事項があるわけでもなし。
とにかく、現状をなんとか維持しつつ、先に進む。

商店街うち合わせ。
目の前に迫る催事関連。
本業の忙しさと、立場を、それぞれ抱える。
でも、とにかく、ここは、エネルギーを出さないと。
催事の主軸を欠き、まとまりに行き着かない。
話しが、あちこちに飛び、話しについてきている者と、どこかで遅れてしまう者、それぞれ。
なんだ、理事会と同じか・・で、ワタシは、安堵。

変えるか、変えないか

運営上、常に突きつけられることの中に、変えるか、変えないか・・が、ある。
タイプとして、ワタシは、変えない。
いや、怖がって変えられないが、正直。
とにかく、現状維持。さしあたって、現状維持。
自然に、その局面が変化するのを待つタイプ。
局面って、こちらが、望む望まないとは、関係なく、変わるもの。
それを経験してきているので、ついつい、いろんな言い訳をつぶやいて、先延ばしする。
あ、これって、むか～～しより語られている
鳴かせてみようホトトギスと、鳴くまで待とうホトトギスと同じかあ・・と、ふっと、気づく。
最近シフトの手直しをし、上手に現状を切り抜けた様子の曜日チーム。
リーダーさんは、その手応えを、明るく語る。
確かに難問解決。
しかし・・
そうものごとは、簡単じゃあない。
局面を変えたと思っていると、別のところに、変えた結果の姿を見るのが、福祉亭。
ジツに、複雑。人間というものを知る。

ブーメラン

総合事業の事業者会議。
オブザーバー的な参加。
しかし、ジツに、ガクゼン。
ブーメラン。
出席のみなさんの発言を聞かせて頂いているうちに、次第に、うん？これって、ブーメランそのものと気がつく。
熱い思いで発言されておられる課題。
この事業が持つ、ウイークをそのままに映し出す。
もともとは、たぶん、2017年からのスタート。
ずっと見守りつつ、参加しつつ、発言もしてきた。
しかし・・
ここ数年事業そのものが、クリアに姿を現し、その過程で論議され、既にいくつもの課題が提起されてきた。
もちろん、解消しつつある課題もある。
昨日の会議で発言された課題は、未解決。
真摯には、取り組んできたつもり・・では、あるけれど。
結局のところ、課題への答えが見いだせていない数かず。
協議体へのブーメランと気がつく。
課題発言されたみなさんも、協議体の一角。
どういう数年が過ぎたのかの露呈。
でも、とにかく、歩みを止めることは、許されない。
一つひとつ、やっていくより。

街区

NTにはいくつかの街区。
街区ごとに生活が成り立つように商店街が配置されている。
時代が進んで次第にシャッターが目立つ。
50周年の記念の年に、永山も、2店舗が撤退。
今月永山の商店街で予定されているお祭りをどうする？で、みんなで思案中。

そんなところに、隣の街区で、ランタンフェスをしているよ・・の情報。
日曜日で、お終いという。しかも、7時までと、詳しい情報。
好奇心で出かける。
コロナ禍の自粛期間が1年半も続いて、なんと！道を忘れてしまったワタシに気がついた。
何度か、コースを取り直して、辿り着く。
洋風提灯と、洋風風鈴で、街が彩られていた。
いつもの街をランタン化・・の表示。
秋のお祭りらしい風情。ナイス！でした。
工夫された飾り付けに、若い世代が大勢繰り出していた。
一時、草ボウボウのぺデや商店街通路にびっくりしていたのに、すっかり刈り取られ、アダプトもきれい。
しかも、長く立ち上がらなかったスーパーが、開店していた。
障がい者団体の運営の店が、耳にしていたとおり、閉店になっていたのが、ちょっとザンネン。

飲食関係は、コロナでジツに打撃。
福祉亭がなんとか運営できていることに感謝しないと。
毎月の赤字は、爪に火をともす・・と言われつつ、細々と蓄えてきたもので、カバーしている。
アルコールも今月から。
勢いは、まだ。

大感謝

感染者数の減少は、地域にも明るい空気感。
定食時間帯は、大賑わいとなって、ひたすら働く。
普段ラクに配達できるお弁当も、すっかり忘れていて、電話で催促された。
結局13時過ぎの配達で、お詫び。

混乱の始まりは、畑仕事の後の、5人の注文を、もともと予約されていた飲み会3人ぐみさんと勘違い。
予約数と、目の前の出せる食数とが自然に乖離。
勘違いからの出発のため、合うはずもなくバタバタ。
まかないのやりくりと、土曜日配達予定のかたの取り消しを忘れていたのと、まだゆとりの時に一つ余分に作っていたお弁当で、
最後には、難局をクリア。
ジツに、やれやれでした。

終いの作業をしていると、ふっと立ち寄ってくださったボラさんがお手伝いしてくださることに。
手慣れたボラさんなので、おお助かり。
フロントボラさんのお相手までして頂けて。
疲れから気分が滅入りがちになるもの。
それが、福祉亭は人に恵まれていていいなあ・・で、終われた。
感謝、大感謝。

カミさま

久しぶりの鮭寿司メニュー。
ボラさんたちみなさんの大きな努力。
その甲斐があって、おいしく出来上った。
おかげで、売り切れ。
手間のかかるメニューなので、午後になると、働くのがもうイヤ。
新たなオーダーは、お断りさせて頂いた。
イヤと言える福祉亭で、良かった。
ここが、営利企業とジツに違うところ。
限界は、限界・・と、あっさり。
そうそう、福祉亭のカミさまは、ボラさんと言われています。

夕方になって、突然、明日休ませて・・とボラさんから電話。
え？！！
手首の故障と。
もともと、ご都合で、土曜日お休みボラさんの代替ボラさん。
とにかく、分かりました・・と伝える。
さあ、そこから。
とにかく、お元気だったボラさんたちが、コロナや、ご体調やで、人数が減っている。
そこをやりくりしながらの運営。
すぐには、代替ボラさんが脳裏に浮かんで来ない。
50代の時は、トツゲキ状態で、欠員のまま一日を過ごしたけれど、もうできないし、とても、やらせられない。
無理をすれば、結局、後からどこかにひずみが出る。
とにかく、手当。
逡巡しながら、候補を探す。
ふっと浮かんだ候補にお一人ずつ電話してみる。
電話に出ないかたや、今、バスの中・・やら。
でも、見つかりました。
無理無理の感ですが。
本当にありがたいです。
シフト編成は、最も大事な仕事です。

激震

深夜の激震。
多摩市は、震度4。
長周期振動というものらしい。
バタッバタッと物が落ちていく。
ジツに怖い。
3.11の震度に比べれば・・とは、思ったけれど、揺れている最中の怖さ。
地球の何が、どこが、原因になっているのか。
それを知ることができれば、このなんとも言えない不安感から抜け出せるのに。

昨日は、メデイアの取材。
丁寧な取材で時間が延びて、16時閉店後も、シャッターを閉めずにいた。
宣言解除で閉店を15時から16時に延ばしている。
伸びた時間に、一年半ぶり？？のご利用者さん。
元気印そのものさんが、体重10キロ減・・と。
理由は、あるような？？でしたが、やっぱり背後にひっそりと立つコロナを思ってしまう。
でも、元気に、ボラさんとおしゃべり。
みなさんの日常を変えてしまっているコロナの悪質さに、改めて驚く。

その後も、福祉亭の灯りにご利用のみなさんが立ち寄られる。
仕事がキツくて、アイスコーヒー飲ませて・・や、お弁当作って・・や。
取材を中断したり、待って頂いたりで対応。
なんとかやっと金曜日の食材探しに外に出ると、また、仕事で疲れ切った知り合いに出会う。
励ます。
無理をしないように、できることをできる範囲で・・・と。
働き世代が、疲れている。

励ます

心配していたのは、この季節の変わり目。
福祉亭の第一世代のご利用者さんたちも、少しずつ悲しみも苦しみもないと言われるあちらの世界に。
近頃は、第二世代かと思っているみなさんの姿が、少しずつ消える時期にどうも入ってきている。
9月にお一人、昨日お一人。
お仲間たちが、お別れをすませた後、それぞれ福祉亭に立ち寄られる。
目をまあるくして。
ちょっと、しょぼくれて。
そして、思い出ばなし。
福祉亭のご利用者さんたちの年代から考えれば、お別れは、自然なこと。
とにかく、乗り切って頂くより術はない。
次は、自分か・・と話題が、なにかと、湿りがち。
いつか訪れるその日。
それは、厳然としたもの。
ワタシも、同じ。
とにかく、前に進むしかない。
励ます言葉を探したところで、そう多くは、ない。
でも、励ます。
それから、なにをすべきかを考える。
やるべきことは？？

見方、見え方

違いを、おもしろがっていた時代は、楽しかった。
違うって、おもしろいですよね。
話せば話すほどに、育った文化、そして、形成された文化の違いに気づかされる。
しかし・・
福祉亭のこれからにつながる方針の違いとなると、なんとか、すりあわせしないわけには、いかない。
方針の違いだけなら議論の余地はある。
でも、文化の違いとなると、窮する。お互いに。
表面は、頑固さとして現われてしまう。
頑固なんじゃなく、議論以前に、既に、存在する岩盤となるとハテ？・・・なんです。
コロナ対処で、覚えたソーシャルディスタンス。
これは、良い。一つの解決の道。
違いには、ソーシャルディスタンス。
それを1ｍにするか、2ｍにするかは、コトの次第如何。
見方も、見え方も、気にならない距離を探る。
いやいやちょっと待って・・ここで、気がついた。
情報量の差だ・・と。
情報量と立ち位置の違い。

月曜日

ジツにシフトに苦労。
それぞれ地域の役割をお持ちのボラさん。
宣言解除は、福祉亭にとって朗報ではあるけれど、ボラさんたちの動きも活発に。
いくつか、シフトが埋まっていないところに加え、
新たに、体調でお休みしたいの申し出。
とにかく、無理はできない年代に入っておられるそれぞれのボラさん。
大事に。
理屈は、その通り。
でも、一ヶ月の編成が、穴あき状態では、不安。
落ち着かない。
とにかく、心あたりを頼りに電話かけ。
なんとか窮状を伝えると、それぞれOKの声。
心底ありがたい。
それぞれ、長いお付き合いのみなさん。
感謝。
シフトが、決まるまで、苦し紛れに、もうこの数年立ち話もしたことのないボラさんにまで電話。
懐かしい声が聞けた。
それぞれきっかけになった出来事を抱えながら過ごす数年だった。
忘れたふりもしてきた。
でも、忘れることは、ない。これからも。
今があることに感謝しかない。
電話の向こうから、変わることのない柔らかな声。
結局、今抱えるものがあって、シフトに入って頂くことは、できなかったけれど、
それでも、声が聞けて、それぞれ苦労しあった、気に掛かっていたご利用者さんの現況を伝えることもできた。
それで十分。
時間の経過がありがたい。
本当のところを知りたいと思うことも、時にあるけれど、もういい。
もういいにしないと。

休日

会計ファイルを手入れ。
記入後、保存操作が利かない。一瞬アタマが凍る。
いつまで経っても、PC初心者。
諦めて、フライシートの取り替え。
これは、時間さえかければ、完了する。
それから、食材の搬入。
メニューもアタマがすり切れる。
スーパーの中をウロウロ。
近頃の悩みどころは、相変わらず、シフト。
人の手当。
どう運営していくかという大事な話しもあるけれど、それを支える「人」という存在。
一番の悩みどころ。
でも、悩むほどに、恵まれている・・と思えば。
ふっと、気がつく。
父と母の姿が、福祉亭の向こうにあることに。
全く違うように思っていたけれど、日々、やるべきこと、やっていることは、そっくり。
なあんだ、それなら、歩む道、とるべき道は、知っている。

雷

アルコール解禁。
ただ、予期はしていたけれど、昼間の定食時間が予想外のご利用の多さで、準備不足。
申し訳ない。
しかも、生ビールタンクで、大ミス。
年齢のせいか、忙しさのせいか、の判断ミス。
とにかく、全体シフトのあれやこれや情報もあって、やれやれ。
でも、こんなあんなの時でも、福祉亭は、助けられる。
近隣のボラさんが、ちゃあんと、手助けしてくださって、すんなり閉店。
感謝。
しまい仕事を全部終え。すっかり暗くなった外にでる。
スーパーの角をまわり始めた時、突然、雷。
うん？どこ？？
スーパーから出てきた利用客さんが、急いで！と、慌てて帰宅を急ぐ姿。
と、突然、降雨。
それも、雨足がどんどん強くなるし、雷もまだ鳴り続ける。
おいおいおい・・と思いつつ、とにかく、早足で自宅号棟に向かう。
辿り着いた時には、びしょ濡れ。

大型台風

宣言解除一日目。
アルコールの準備も前日には、すませ、ご利用のみなさんの期待に沿うようにと。
しかし！
大型台風16号が、滑り出しをガツンッと阻む。
しかたありません。
ご利用を心配しながら、定食の準備。
食材は、ちょっと、減らしながら。

厨房裏手のフライシートは、終日バタバタと風に煽られ、何度も、濡れながら補助石を積み直す。
シートをとめていた綿ロープは、一箇所、強風でちぎれてしまった。
ちぎれる！！？？と、びっくり。
結局、強風で、とうとうシートのほうも、真ん中部分が裂けてしまった。
しかし・・びっくり！は、ジツは、人間さまのほう。
85歳さんが、お弁当の受け取りに、アタマからすっぽり簡易レインコート姿で、12時には、到着。
お～～～！このタフさ。
背中も曲がっておられるのに・・です。
普段から、仕事のない日のご利用には、着物姿のご利用者さんは、やっぱり着物で、下駄履きで、みえました。
びっくり！ばかり。
それぞれ背中に、日本という国を背負われてきたみなさんのタフさ加減に、ただ感嘆。
アルコールご利用さんたちは、さすがに、お一人もみえず・・でしたが。