福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

商店街

2021-03-04 06:02:49 | 日記
明日入院というご利用者さんが、閉店間際みえる。
前日まで歩行にほぼ支障なく過ごしていたのに・・とおっしゃる。
その状況で、なんの用事かと思えば、理髪。
長期入院になるかもしれないということを思ってのことらしい。
ジツに、ムカシ気質。
やるべきことと、ご自分が思えることをやらないと気がすまない。
福祉亭のお向かいの理髪店へ。
ゆっくり、ゆっくり向かわれる。
車椅子を使いますか?と尋ねても、いや、いい・・とがんばられる。
確かに、歩行が極度に困難に。
ご自分でも、ご自分の体調が理解できない様子。

向かった理髪店は、先代から息子さんの代に変わっている、商店街でも、数少ない長期開業ぐみさん。
そのお隣も、先代から変わって、息子さんの運営となった美容院。
福祉亭がこの商店街に開業した時には、もう、街の風景としてあった。
我が家の娘の成人式の着付けも、ここ。
スタッフが変わることなく、高齢になったご利用者を迎えている。
この代変わりが、店舗維持にとって、なかなか難しい。

理髪を終えられて、福祉亭のスタッフが車で送る。
ワタシも、お手伝い。
結局、車椅子。
車の後部座席に座るのが、まず、難しい。
一歩一歩の足取りが、とにかく困難。
腕、足、いろんなところが痛むと言う。
歩行の困難さや、がんばりは、こちらにも伝わるけれど、痛みは、外からは、わかない。
サポートの難しさ。

それにしても、昭和の街の昭和そのままにある商店街のねうちを、改めて知る。
商店主も、ご利用者も、顔の見える関係で成り立っている。
お互いの信頼が、成立する。
駅前も、つい使ってしまうのは、価格。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする