福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

安全第一

2020-05-02 06:53:46 | 日記
多摩市の感染者数は、増えていない。
これが、最近の安心。極上の。
しかし・・
もっと、地域の実相をみるように・・と。
感染騒ぎの向こうで、ステイホームの結果、ご高齢のみなさんが、どんな日常を過ごされているか、
そして、その結果何が起きているか・・目を凝らすように・・と。

午後、たぶん、このくらいの時間なら、密な状況にはなっていないだろうと思った時間に、食料品を買いだしに出かける。
外は、予報どおり、5月の気温。
陽光は明るく、帽子を持たずに出てきたことを後悔。
交差点を過ぎたところで、福祉亭のご利用者さんが声をかけてくださる。
明るい陽ざしのもと、マスクもつけず自転車に乗られている。
84歳さん。
変わらない笑顔。
休んでいるの?と。
すみませんね・・と、休業に至った話を手短にする。
理由は、ボラさんの安全が第一で・・と。

実際のところ、これ以上でも、これ以下でもない休業した理由。
ボランティアで、コロナ感染・・なんて事態が発生したら、ご家族は、福祉亭の判断の甘さを糾弾するに違いない。
福祉亭がクラスターの原因になった・・などということになったら、運営は、もう、そこで息の根が止まる。
二度と、ボランティア運営の意味になんて、地域は、耳を傾けることはしないだろう。
もし、地域が福祉亭というものが継続してきた道筋をよし・・として頂いているとしたら、ここは、休業・・の判断しかなかった。
休業前日の4月13日までの流れでも、福祉亭の価値を言葉にしておられた方たちでさえ、すっと、その姿を消しておられた。
誰だって、感染の危険をアタマに描きつつ、福祉亭の定食を食べたい・・などと思うことは、ないでしょう。
行動は、言葉以上に、それを表現していた・・・と、ワタシには、思えます。
ただ、福祉亭の定食やもろもろを本当に頼りにされておられた、ご利用のみなさんの健康状態が、いかばかりか。
気がかり。

そうそう、84歳さんは、心臓に疾患を抱えられた奥さんに変わって、ずっと家事を引き受けられていて、
昨日も、同じスーパーにお買い物・・の途中でした。
80代さんたちは、子ども時代に戦争を体験されていて、敗戦を経験して、日本が復興し始めた時代をずっと見てこられているので、ジツに強い。
しっかり地に足をつけておられます。
コロナで、うろたえるなんてことは、ないのでしょう。






コメント
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