福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

2016-07-24 06:34:07 | 日記
高齢期の不安は、健康、お金、そして、家族の死・・と、きりなく発生する。
がんばる・・・ことには、ご高齢者は、どのかたも慣れておられる。
でも、がんばりも、つきがち。
特に、独居では、
一人で、抱え込む不安感や、寂寞感は、どんどん大きくなる。

落ち着いて考えてみれば、80代90代のがんばりや、そのしっかりは、戦争体験と、戦後の混乱で鍛え抜かれているかもしれない。
どうも、70代そこそこ世代とは、違う。
それとも、男は、こうであれ・・、あるいは、女は、こうであれ・・という時代の鍛え方かなあ。
或いは、戦後の、誰しもが貧しかった時代から、高度成長期にがむしゃらに働くことを経験した世代の鍛えられ方かなあ。
この10歳の開きは、思っている以上に、大きいかも。
高度成長期を、リーダーとして先頭をきりつつ過ごすのと、しっぽにくっついて指示に従っていくのとの違い・・というのか。

病をかかえ、独居の男性が、私たちの目の前で、涙される。
心細さが、どのくらいのものか・・を、私たちは、その涙で知ることに。
しっかりしなくては・・・
がんばらなくては・・・と、きっと、何度も何度も、ご自分に言い聞かせていることでしょう。
でも、死というものがすっ・・と、傍らに寄り添うような時には、人間は弱い。
特に、夜。
明日がないかも・・と自覚する一瞬を抱えながら元気よく過ごすって、明日があることを信じられる者には、理解をこえるかもしれませんね。

考えてみれば、つまらないことを悩み、つまらないいさかいをし、明日があるありがたさを忘れているような日々です。
う~~~ん・・・
いかん!!


コメント
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