福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

めまい

2016-07-01 06:07:09 | 日記
落語も盛況に終わり木曜会の賑やかな宴が始まった。
ふっと、軽いめまいがすることに気が付く。
こんな時に旧い友人も久しぶりにきてくれて、おしゃべり。
ふらつき感と吐き気に、これはダメだぞ・・と、内心で思いながらお相手。

おしゃべりは、とりとめなく進む。
耳が突然、ピンッとするハナシがなにげに出てきた。
市内の準公的生活支援サービスのハナシの中に、銀行からお金をおろしてくるサービス一時間1500円、通帳を預かる場合は、一時間3000円で、研修を受けた市民が担う・・と言う。
友人もその研修を受けている最中と。
友人のハナシでは、ほかの友人も、研修を受けているという。

これが、「責任手当というものがある。ボランティアにも限界があるだろう。福祉亭も、出しては・・」と、耳にしていた責任手当というハナシか??!!と、心底驚く。
しかし・・・です。
この金額設定で人を動かせる高齢者は、どれだけいるのだろうか。
おおかたの高齢者にとって、老後の暮らしは、これだけではない。
どうなんだろう。
銀行からお金を引き出すことができかねる高齢者ということであれば、だぶん、独居で、家事支援サービスも必要に違いない。
家事支援は、介護保険制度を利用すれば、利用料は一割。だから、数百円。
新しい制度の家事支援で、300円。
生活の質の確保ということであれば、しかたのない額。
ただ、利用者の目には見えないところで、税と保険料の中から、その数倍の金額が投入される。
サービスに頼る生活は、お金がどんどん膨らむ。
お金をもらわなければ、他人の老後の面倒は、みきれないよッ・・・て、言われているわけで、いささかサビシイ。
現実は、確かにそうなのですが。
子どもたちは、忙しくて、年老いた親をかえりみるヒマもないだろうし。
日々の暮らしの今・・を、老いた親は、つぶさにはハナシにくいだろうし。

軽いめまいで、吐き気を覚えながら聞く友人のハナシは、もっと、めまいを感じさせるもの。
身体のめまいのほうは、普段どおり、温灸でかわした。
でも、高齢者が直面しているハナシのほうのめまいは・・・???
高齢者は、お金を持っているよ・・のほうに逃げるか・・???

とにかく、元気なうちから、信頼できる人間関係の再構築・・・それしかないですね。
福祉亭がその領域にたどり着けるどうか・・・これは、福祉亭の挑戦ですね。
ただ、福祉亭だけの挑戦・・にしておかないで、地域の挑戦になるといいですねえ。

コメント
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