大晦日恒例の紅白歌合戦の曲名と曲順がNHKから発表されたが、年々紅白との馴染みが薄くなって行くのを感じる。
毎年そんなことを書いているのではないかと思い昨年の投稿記事を探してみたら、次のように書いていた。「今朝(昨年の12月18日)の朝日川柳に『老化度の テストみたいな 紅白表』というのがあった。そして選句評で「何人わかる?」としていた。私は膝を叩いて「まさにその通り」と感じ入った。改めて出場者の表を眺めて数えてみたら、初出場10組については名前を聞いたことすらない。逆に私が知っていると言える歌手は20組足らずに過ぎなかった。出場経験者を含めても知らない出場者の方がずっと多い。そして年々その傾向が大きくなるように感じる。ホント、紅白出場の表は老化度のバロメーターになっていると言える。」
さて、今年の紅白出場者(グループ)49組の名前を見て「知っている」と言えるのは21組ほどで、割合にして43%というところだ。曲名に至ってはほとんど知らない。そんなことだから初出場組は名前も曲名も全く知らない。
そして前に書いた記憶があるが、最近はカメラをやたらに振り回し、とても落ち着いて視ていられない。じっくりと歌を中心に視せて欲しいものであるが、視るこちらもじっくりは視ていない。大概は歳取りの宴の延長線上で視るともなく視ているといった格好なので余り言えた義理ではないのかも知れない。今年もあと3日で紅白となる。
外国人労働力受け入れ拡大策の出入国管理法改正。その法案が熟議とはほど遠い国会審議で内容が生煮えのまま4月1日に施行となったのだが、私はこの法案と非常にかかわりの深い「外国人技能実習制度」に基づいた、実習生受け入れ企業の担当者に対する講習の講師を勤めている。今般の国会審議において「技能実習法」への疑義が表面化し、この問題の法令を説くのに大きな重圧を感じる。我々は厚生労働省の指針に基づいた講習を行う訳だが、受講者の方は複雑な認識を抱いて講習会の席に着くことは間違いない。講習準備に戸惑いを感じている歳の暮れである。
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