フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

台湾の列車事故ー清明節ー家族を大切にする中国の人々/いよいよ感染爆発!?ー自分で緊急事態宣言を

2021-04-04 18:54:34 | 日記

    今日(4日)は二十四節季の一つ「清明節」である。日本では特段祝い事や行事はないが、中国(台湾も含む)では先祖を敬って親族が集まったり墓参りをする風習があり、国民の祝日になっている。
    台湾で2日に発生した特急列車の脱線事故はその清明節の連休で満員の乗客を乗せていたという。トンネル入り口直前の側道の斜面からトラックが逆走して列車に衝突、列車は脱線してトンネルに突っ込んだらしい。
   これまで犠牲者が51人と報じられているが、満員で120人が座席のない切符で乗車していたことも被害を大きくしたようだ。
   台湾では2018年の10月にも走行中の特急列車の全車両8両が脱線、5両が横転して18人が死亡するという事故を起こしている。思い起せば10年前の中国でも、高速鉄道の列車が別の列車に追突して車両4両が脱線後に高さ約20メートルの高架から落下。さらに落下した車両を埋めて証拠を消し去ろうとする驚愕の事故があった。
    日本に比して高速列車の安全走行のシステムが大きく遅れていると言わざるを得ない。


    「清明節」についてだが、中国人と接するようになって「清明節」が大切な祝日であることを知った。知人の案内で日本からわざわざ中国人を訪ねた時、「明日は墓参りがある」と言って十分な時間を取ってもらえなかったことがある。日本語教師として中国に滞在中には学校が休みとなり、ふる里に帰郷する学生が少なからずいた。日本に帰国後、教え子を訪ねて回る旅行のスケジュールを立てる時には清明節を避ける必要があった。

   ほかにも中国人は家族のために祝日を大変大事にしている。我々日本人にもお馴染みの「春節」は日本の正月かそれ以上の思い入れを込めて実家に帰省する。日本と同じ時期のゴールデンウイークや10月の「国慶節」の大型連休も帰省や旅行の大移動が起こる。日本では酒飲みの会ともなる「中秋節」は家族と一緒に食事をする日である。
   ということで、中国の教え子を訪ねるには夏冬の気候だけでなく、こうした祝祭日を避けねばならないのである。


   このところの東京は勿論、今の大阪のコロナ感染者数を見ると、もう「感染爆発」と言ってよいのではないか。危機迫るものを感じる。最近はいいも悪いも、何でも「ヤバイ」で済ます語彙音痴が蔓延しているが、ほんとに「ヤバイ!!」状況だ。だが考えてみれば「無」から「有」は生まない。ミクロで見れば「無」に近いところでとどまっている県や市がある。「有」に近づかない・・自分で緊急事態を宣言するしかないのだろうか。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする