グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ウォルマートの西友売却話に思う

2018年07月13日 | 日記
日経新聞が昨日より米小売り大手ウォルマートの西友売却方針を報道している。
10年ほど前にウォルマートが西友を完全子会社化した時には「救世主」のように思えたが今になってみるとやはり外資特有のドライさを感じざるを得ない。
彼らの目からすれば西友は旧態依然、ネット社会にも対応しきれていない、加えて日本の人口減少傾向が気になっていたのだろう。
恐らく彼らの食指は今後アジア各国(その先にはアフリカ諸国)に向かっていくように思う。
問題は西友の売却先である。
売却額にもよるのだろうが一体どこが引き受けるのだろうか。
10年前にも「よくぞウォルマートが・・・」を思ったものだがそれ以降我が国の小売業の事業環境が大きく好転したわけではない。
この度ウォルマートから売却話を受けた(と言われる)某流通大手は「申し出を断った」と漏らしている。
西友にとっては本当に辛い話だが今後相当変身しない限り生存の道はない。
かっての宿敵ダイエーはイオンに吸収され、その名称は消滅しつつある。
そして西友にはファンドが乗り込んでくるのかもしれない。
その時には西友の業態も大きく変わっていくのだろう。