グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

政府の公文書改竄防止策決定に思う

2018年07月20日 | 日記
森友学園問題を巡る財務省の決裁文書改竄に端を発した公文書の管理を強化する対策を政府が取りまとめた。
公文書の電子化や文書管理責任者の明確化、悪質行為者に対する重い処分などが柱になっておりその内容には異存はないのだが隠ぺいはともかく改竄などというふとどきな文化は元々日本の組織にはなかったのではないかと考えている。
冒頭の森友学園のケースは首相のあの一言、内閣人事局の行き過ぎた管理、ごく一部の官僚の過剰な忖度が不運にも重なった極めて特異な出来事であってどこにでも行われているというものではない。
それを態々これほどの防止策に仕立て政府はまた自慢気にPRするのかと思うと腹立たしく思えてくる。
首相は「危機感をもって再発防止に全力を尽くす」とコミットしているようだが防衛庁の「隠ぺい」はいざ知らず森友関連の「改竄」はこんな対策などなくとも「あの一言」がなければもともと起きなかった。
「羹に懲りて膾を吹く」ような感じがしなくもない。(笑)
まぁ、改竄防止策というよりは隠ぺい防止策ということにしておこうか。