グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

個人データ銀行の旗揚げに思う

2018年07月19日 | 日記
三菱UFJ信託銀行が個人データを仲介するビジネスを開始するとのことだ。
銀行のビジネスといっても扱うものはカネではなく個人データだから銀行業というよりはやはり個人データ仲介業と言った方が分かりやすい。
消費者向け民間企業は潜在見込客の行動や意識に関する情報がノドから手が出るほど欲しい。
それがキチンと本人同意を受けたのちに入手できるのだから一定のコストは容認できる。
一方提供する側だって俗な言い方をすれば提供しても特段減るものではない(笑)のでそれが多少なりとも報酬に結び付けば万々歳だろう。
ビジネスモデルとして成立するか、しないかはビッグデータの利活用技術や個人データの安全性確保にかかってくるのではないか。
当面個人データの利用目的は商品開発や顧客ニーズ分析に限られるようだがももしも広告利用に転用されるとなると話は変わってくる。
提供者本人が特定されうる利用方法は要注意だ。
他方で提供する側が報酬目当てに虚偽のデータを乱造し提供に走ることはないのだろうか。
未だ実験段階だがいろいろ興味は湧いてくるねぇ。