グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

テスラ車の自動運転死亡事故に思う

2016年07月04日 | 日記
電気自動車の先駆者であるテスラが自動運転中の死亡事故発生を公表した。
自動運転走行時間が2億kmを越え初めての死亡事故だそうだがこと人命にかかわることだから「これ位ならまぁいいだろう」ということにはならない。
凡そ自動運転など実用化されるのであろうか。
予め決められた区間だけなら分かるが見ず知らずのルートで自動運転などとても考えられないのだ。
自動運転は各種センサーや制御機器、AI技術など多くのシステムが寸分なくかみ合って初めて機能するわけだからとてつもなく高い技術だろう。
前述のように不具合の確率はゼロに限りなく近くなくてはいけない。
というわけで筆者はとても自動運転が完全に実用化するなどとてもイメージがわかないのである。
最も限定した分野なら活用は十分だ。
黒部ダム観光ルートの一部にトンネルを貫通して観光客を送迎する区間がある。
そんなケースならたとえ業務用であっても採用可能だろう。
一般車両は入ってこないのだから。
個人利用であっても例えば縦列駐車の際に使うとか、自動ブレーキの作動に補助的に使う、というのなら分かるのだが・・・。
自動運転の完全実用化は結構ハードルの高いテーマだと思う。

バングラ首都におけるISテロに思う

2016年07月03日 | 日記
バングラデッシュの首都首都であるダッカでIS系グループによるレストラン襲撃、立て籠り事件が発生した。
そして大変残念なことだが7人の日本人が事件に巻き込まれ犠牲となった。
7人は何らISに敵対する行動を行っていたわけでもなく全く非はないだけにどうにもいたたまれない。
とはいえ我が国の対米協調路線はISから見て敵国化と映るのは紛れもない事実だろう。
今回の事件も彼らが日本人を対象(の一員)としてマークしていたことを誰も否定できないはずだ。
とあれば外地で活動する全ての日本人は注意力を高め自衛力を強化する以外にない。
極論すれば海外現地活動は停止することもあるだろう。
相手が卑劣だなどといくら非難してもとても分かる相手ではない。
我が国はもう危険な一歩を踏み出している。
安全対策はどれほど突き詰めても完成はないことを胸に刻み付けなければならないと思う。

長引く英国のEU離脱騒動に思う

2016年07月02日 | 日記
国民投票以降の英国のEU離脱騒動がどうにも収まらない。
キャメロン首相の退陣は当然予想されたのだがその後の体制は予断を許さない。
EU離脱運動を主導したジョンソン前ロンドン市長は後任者争いに参加しないという。
どうやら離脱運動に行き過ぎがあったようだがこれは看過できないだろう。
もしも後継者にメイ内相のようなEU残留派が就くようなことがあればまたしても一波乱…ということもありうる。
さらに英議会の解散・総選挙ということになれば再びEU残留方針が復活する公算は十分なのだ。
英国から日本に来て10年ほどになるわが英会話講師は一連の騒動について本当に失望していた。
このたびの騒動で英国はひどく国際信用を落してしまったがこの騒動はとんだ所に飛び火するかもしれない。
米国で進められている次期大統領選ではクリントン候補もトランプ候補もTPP反対派なのである。
もし現在進められているTPP交渉が現政権任期に決着しないようであれば米国が離脱する恐れがある。
米国の参加しないTPPにどんな意味があるのだろうか。
G0社会が現実味を帯びてきたようである。