グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

昭和時代のテレビ界の功労者を偲ぶ

2016年07月21日 | 日記
昭和期のテレビ界を盛り上げた、いわば功労者と言っていい2人が相次いでこの世を去った。
1人は放送作家やパーソナリティなどで多彩な才能を発揮した永六輔氏だがとりわけ注目すべき才能は作詞だったと筆者は考えている。
「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」「こんにちわ赤ちゃん」などは日本人の心に響く歌として永く愛唱されている。
これからも多くの作品が歌い継がれていくのだろう。
もう1人は「野球は巨人、司会は巨泉」のキャッチフレーズで有名なマルチ・タレント大橋巨泉氏である。
氏の軽妙なトークは司会を務めた多くのテレビ番組で高視聴率を勝ち得た。
そして50代半ばであっさりセミ・リタイア、カナダと豪州の別荘で悠々自適の生活を送っていた。
ただ両氏とも晩年は永い闘病生活を余儀なくされ、そしてほぼ同時期にこの世を去った。
逝去のニュースは夫々1週間ほど遅れて世間に伝えられた。
有名人といえども(いや有名人だからこそというべきか)近親者による密葬と数多くの市民に対する「偲ぶ会」は別々に扱われるようになってきた。
ご遺族の諸々のご負担等を考慮すればこれはこれで望ましい方向だろう。