グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

長引く英国のEU離脱騒動に思う

2016年07月02日 | 日記
国民投票以降の英国のEU離脱騒動がどうにも収まらない。
キャメロン首相の退陣は当然予想されたのだがその後の体制は予断を許さない。
EU離脱運動を主導したジョンソン前ロンドン市長は後任者争いに参加しないという。
どうやら離脱運動に行き過ぎがあったようだがこれは看過できないだろう。
もしも後継者にメイ内相のようなEU残留派が就くようなことがあればまたしても一波乱…ということもありうる。
さらに英議会の解散・総選挙ということになれば再びEU残留方針が復活する公算は十分なのだ。
英国から日本に来て10年ほどになるわが英会話講師は一連の騒動について本当に失望していた。
このたびの騒動で英国はひどく国際信用を落してしまったがこの騒動はとんだ所に飛び火するかもしれない。
米国で進められている次期大統領選ではクリントン候補もトランプ候補もTPP反対派なのである。
もし現在進められているTPP交渉が現政権任期に決着しないようであれば米国が離脱する恐れがある。
米国の参加しないTPPにどんな意味があるのだろうか。
G0社会が現実味を帯びてきたようである。