グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

テレワーク今昔物語

2020年06月22日 | 経済
今から10数年ほど前だっただろうか・・・、テレワークの可能性について机上研究を行ったことがあった。
当時からテレワークの可能性は信じて疑わなかったが、しかし今とはあまりにも状況が違い過ぎた。
通信回線のスピードも今とは比べものにならない。
専用線だから料金も相当なものだ。
場所は、と言えばまずは自宅と会社の中間地点となるサテライト・オフィスが前提だった。
そして結論はお決まりの「時期尚早」だった。
ところが、ところが、昨今のコロナ禍がとんだ火付け役になった。
パソコンやスマホの普及に加え最近はWiFiやZoomなどのツールがいとも容易に手に入る。
場所だってビジネスホテルもあればリゾートのワーケーション構想に乗っかる手も出てきた。
それに何よりも会社サイド、勤務者サイドが在宅勤務を否応なく体験しその利害得失を学んだことが大きかった。
という訳で一昔前にはとても考えられないテレワーク環境が醸成された。
ここまで来れば万一コロナ禍が終息したとしてもテレワークはもう独り立ちして自らの足で歩んでいくのではないか。
今まさに「隔世の感」を反芻しているところである。