グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

レオパレス21の再建問題に思う

2020年06月04日 | 経済
アパート賃貸大手・レオパレス21が1000人規模の希望退職を募集しているとのニュースがあった。
同社は昨年だったか、あるいはそれ以前だったか記憶は定かではないが違法建築の事例が明るみに出てその対応に追われていた。
対象物件の余りの多さに経営の行く末を危ぶんだものだが案の定昨年度に引き続き今年度も大幅赤字が見込まれ人員削減も已む無しということになった。
さらに昨今のコロナ禍で補修工事が滞り経営再建はさらに先送りされるのではないかと危惧される。
ここまで再建が長引けばもう自力だけでの再建は難しい。
といって助け船はなかなか現れない。
従業員は残るも地獄、去るのも地獄、といったところかもしれない。
実態を知る立場になかった従業員にはただ「お気の毒」としか言いようがないがそれぞれが自己責任の下で自らの居場所を見つけて欲しいと願うばかりである。
同じようなケースは業種は異なるがスルガ銀行もそうだろう。
親方日の丸の日本郵便でも同様のケースがあった。
根っこにある問題はどれも共通だ。
「みんなで渡れば怖くない」というのは決して真理ではないと銘記すべきだろう。