グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相の「ご批判は真摯に受け止めなければならない」答弁に思う

2020年06月09日 | 政治
このところ国会や記者会見の場で首相が「ご批判は真摯に受け止めなけれなならない」と答弁することが増えてきた。
政策実行にあたって随分綻びや疑義が目立ってきたので已むを得ず上記のようなフレーズを多発せざるを得なくなったものだ。
それにしても「ご批判は真摯に受け止めなければならない」と言うのはどこか一般論的、あるいは(私個人ではなく)組織全体で甘受しなければいけない、と言っているように聞こえる。
「ご批判は真摯に受け止めます」と言えば主語は明確なのだが敢えて主語をぼかしていうのはこれもある種のテクニックなのかもしれない。(笑)
このフレーズに関連して感じることは最近閣僚・党幹部や官僚の中に首相と若干距離を置く動きが散見されるようになったことだ。
こんなことは2,3年前には決して見られなかった。
「首相と同じように見られてはたまらない」と言う声なき声が聞こえてくるようだ。
全ての為政者は都合のいい手前勝手な表現は避け責任の所在はハッキリさせていくことが重要だ。