グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

TPP対応問題を考える

2012年01月27日 | 日記
先日自民党党大会での挨拶でTPP問題に触れた経団連会長に対し参加反対派の議員が野次を飛ばし一寸した騒動になったようだ。
来賓に対し罵声を浴びせるなど異例だしそもそも失礼ではないか。
TPP参加の是非については政府・与党でも未だ意見集約には至っていないが自民党も状況は変わらない。
この問題は結局当該議員の支持基盤が第一次産業にあるのか、第二次産業にあるのか(一部には医療サービスなど第三次産業の場合もあるが)に起因しているためなかなか根が深い。
ただ国としての選択肢が2者択一であれば結局参加・不参加のどちらが国益に適うかを整理し判断する以外に道はない。
さらにいえば不利益を蒙るセクターに対してはどんな過渡的措置を講じるか、だ。
そこまでの材料はまずは政府・与党が準備し審議に付すべきだろう。
どうも政治全体にスピード感を欠いているように思う。
大きな問題、難しい問題こそサッサと手をつけよう。