グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

政治の停滞は野党第1党にも責任あり

2012年01月09日 | 日記
年が明け野田政権もようやく本格始動の様相だがその先行きたるやどうにも覚束ない。
一番の不安要因はなんといっても民主党内の権力闘争なのだがそれ以外に自民党の「何かにつけても審議拒否」病がある。
もちろん戦術として解散要求は許容されるのだがこの国難時に税制改正一つとっても全く協議に応じないというのは如何なものか。
政府・与党が増税スケジュールや付帯条件を提示するのであればカウンタープローポーザルを準備し堂々と論戦を挑むべきだろう(いうまでもなくジャッジは国民である)。
過去2代の民主党総理もひどかったがその前の自民党3代の短命総理も似たようなものだ。
それに現執行部が立ち直ったかといえば甚だ疑問だ(論戦といえば次元の低い非難中傷に終始し小泉進次郎総裁待望論まで出るようではとても駄目だ)。
恐らく今のままでは仮に次回総選挙で政権奪回を果たしたとしても決して長続きはしないだろう。
そもそも政治の停滞は独り与党のみならず野党第1党にも責任ありと認識すべきだ。
野党第1党の役目は政権与党を引きずりおろすことだけではない。
与党と協力して国民の生活を物心ともに豊かにすること、将来に夢と希望を与えることなのだ。
結果はそのアトでついてくると思う。