グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

民主党の新政権公約作成着手に思う

2012年01月07日 | 日記
本日のニュースに民主党の次期衆院選に向けた新政権公約作成着手がある。
新政権公約は野党から批判のあるバラマキ政策を大幅に見直し財政再建に軸足をおくとのことだ。
それはそれで結構なのだが何故もっと早く着手できなかったのか。
やはり予算の組替えや事業仕分けをもってしても財源のメドが立たないと判明したとき手を打つべきだった。
二度目の機会は昨年の参院選での敗北だった。
09年に作成した当初のマニフェストは国民の多くから否定されたのからその時点で修正するのが合理的というものだ。
それにも拘わらず「国民との約束」論に縛られ党は迷走を続けた。
分裂が怖くて今までできなかったのかもしれないがそれは今の今でも状況は変わらない。
いや迷走を続けた分反ってキズが広がってしまった。
それでも今からやらなければしょうがない。
今度はキチンと財源問題も精査し万一見込み違いが生じた場合の支出項目を遅滞なく連動させる仕組みや運用体制を具備すべきだ。

オリンパスの行く末を思う

2012年01月07日 | 日記
オリンパスの二十年来の不正経理を暴き再建を担う意志表示をしていた外国人元社長がその復帰を断念した。
本人は意欲満々だったのだがなんでも同社の大株主である生保や主力銀行が賛意を示さなかったというのが真相のようだ。
外国人であるにも拘わらず一度は社長の地位に就き社業全体を掌握、不正疑惑に果敢に対応するなどからして再建を託すには最適と思われたのだが現実にはそうはならなかった。
現経営陣はガバナンス不在の責任をとって全員辞任の意向だが果たして今後の舵取りは誰が担うのだろうか。
現執行役員以下から?それとも不正処理に関与していなかった役員OBだろうか。
今はあまり流行らないが取引銀行から派遣なんて手があるかもしれない。
さらに同社は優れた技術と製品を有する企業ゆえ手に入れたいと考える会社の登場も考えられる。
そもそもまもなく社を去ることになる現経営陣に気合の入った再建案が作れるのかとの疑問が残るがいずれにしても最後の大仕事、反省の上に立って真摯に取り組んで欲しい。