グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相の「ネバー・ギブアップ」発言に思う

2012年01月05日 | 日記
今年の首相の年頭記者会見は故チャーチル英首相の発言を引用した「ネバー・ギブアップ」フレーズが印象的だった。
「ネバー、ネバー」を数回繰り返した政策実行への強い意志表示は好感をもって聞いたのだがねじれ現象や党内の離反活動などで首相の前途は険しいといわねばならない。
いうまでもないが「強い意志」は必要条件ではあるが十分条件ではないのである。
消費増税は少子高齢化社会の到来に向け今や大方の国民が「不可避」と考えているだろうが物事にはやはり順序がある。
国会議員の定数や公務員給与水準の低減に何らかの道筋をつけない限りとても国民から相手にされないだろう。
党内の増税反対派説得はさらに困難だ。
民主党増税反対派より自民党の方がよほど政策的に近いという珍現象下にある。
ここは何が何でも超党派的行動が不可欠だがこれも野党第一党がうまく乗ってくれるかどうか。
本当に針に糸を通すような困難な状況が続くと思うが年替り首相と政治の停滞だけはご免蒙りたい。