----これって、ずいぶん前から期待していた映画だよね。
あまり、戦争映画には興味がないと思っていたけど…。
「監督が贔屓の平山秀幸。
最近の日本の戦争映画って、
潜水艦や戦艦など海戦中心で、
こういう本格的な地上戦は
あまり描かれなかっただけに
ちょっと興味があったんだ」
----ニャるほど。
でもキャッチコピーは「生きて、日本に帰ろう」。
戦(いくさ)の勇ましさは、抑えられているような気が…。
「いやいや。
なかなかどうして、これは見ごたえあった。
この映画を観るまでは、
このままでは、戦闘シーンを描ける監督は日本にはだれもいなくなり、
ついには戦争映画というジャンルさえも消えるのではないかと…
密かに危惧していたから、よけいにね。
でも、急いで付け加えるなら、
これもまたぼくの早とちり。
実は、この映画は平山秀幸だけが監督したわけじゃないんだ」
----えっ、どういうこと?
「もうひとり、
『サイドウェイズ』で初監督のチェリン・グラックが
アメリカ兵のパートを監督している」
----どういうこと?
どうしてそんなことしたの?
「アメリカ人の内面を描くにあたり
英語がネイティブでない日本人監督が演出するよりも、
グラック監督の方が
アメリカ人の俳優が生き生きと演じられるだろうというわけだ。
その分け方も明快。
日本人パートとアメリカ人パートを、
そのシーンを支配している言語で分けている」
----でも、『硫黄島からの手紙』は
アメリカ人監督クリント・イーストウッドだったけど、
まるで日本映画のように自然だったよ。
「あの人は特別(汗)。
さて、お話の方も少し触れなくては…。
まず話しておかなければならないのは、これは実話ということ。
太平洋戦争の激戦地の一つ、サイパン島。
アメリカ軍の圧倒的な兵力のもと、
次々と玉砕、自決していく過酷な極限状況の中、
たった47人で敵に立ち向かい、
多くの民間人を守り抜き、
アメリカ軍からは“フォックス”と呼ばれ、
賞賛された、ひとりの誇り高き日本人の話。
彼は、みんなに祖国の地を踏ませることを念頭に、
無駄死にをさせないように徹底させた」
----ニャるほど。生きて帰ること…か。
サミュエル・フラー『最前線物語』を思い出すニャ。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「竹之内豊が主演というのも驚きニャ」
※真摯な作りの映画だ度
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お花屋さんもよろしく。
あまり、戦争映画には興味がないと思っていたけど…。
「監督が贔屓の平山秀幸。
最近の日本の戦争映画って、
潜水艦や戦艦など海戦中心で、
こういう本格的な地上戦は
あまり描かれなかっただけに
ちょっと興味があったんだ」
----ニャるほど。
でもキャッチコピーは「生きて、日本に帰ろう」。
戦(いくさ)の勇ましさは、抑えられているような気が…。
「いやいや。
なかなかどうして、これは見ごたえあった。
この映画を観るまでは、
このままでは、戦闘シーンを描ける監督は日本にはだれもいなくなり、
ついには戦争映画というジャンルさえも消えるのではないかと…
密かに危惧していたから、よけいにね。
でも、急いで付け加えるなら、
これもまたぼくの早とちり。
実は、この映画は平山秀幸だけが監督したわけじゃないんだ」
----えっ、どういうこと?
「もうひとり、
『サイドウェイズ』で初監督のチェリン・グラックが
アメリカ兵のパートを監督している」
----どういうこと?
どうしてそんなことしたの?
「アメリカ人の内面を描くにあたり
英語がネイティブでない日本人監督が演出するよりも、
グラック監督の方が
アメリカ人の俳優が生き生きと演じられるだろうというわけだ。
その分け方も明快。
日本人パートとアメリカ人パートを、
そのシーンを支配している言語で分けている」
----でも、『硫黄島からの手紙』は
アメリカ人監督クリント・イーストウッドだったけど、
まるで日本映画のように自然だったよ。
「あの人は特別(汗)。
さて、お話の方も少し触れなくては…。
まず話しておかなければならないのは、これは実話ということ。
太平洋戦争の激戦地の一つ、サイパン島。
アメリカ軍の圧倒的な兵力のもと、
次々と玉砕、自決していく過酷な極限状況の中、
たった47人で敵に立ち向かい、
多くの民間人を守り抜き、
アメリカ軍からは“フォックス”と呼ばれ、
賞賛された、ひとりの誇り高き日本人の話。
彼は、みんなに祖国の地を踏ませることを念頭に、
無駄死にをさせないように徹底させた」
----ニャるほど。生きて帰ること…か。
サミュエル・フラー『最前線物語』を思い出すニャ。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「竹之内豊が主演というのも驚きニャ」
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お花屋さんもよろしく。
どのぐらい忠実に映像化されてるのか楽しみな一本です。
ヤクザもんの一匹狼は出てくるのかなあ・・・
唐沢寿明がその役で、頭を剃り上げ刺青。これは自分で提案したとか。関西弁です。
「映像の20世紀」とかで見れないかなぁ~。
堀内のキャラクターは若干原作と異なりますが、良いコントラストになっていましたね。
エピソードの多い物語なので、もう少し長くして、より緻密に描いても良かったかも。
何れにしても本当に久々の邦画戦争映画の秀作。
見応え十分でした。
なるほど、実映像ですか!?
どうだろう?
日本のgン人のイメージを破ってくれるかな?
冒頭の戦闘シーンから引きずりこまれました。
もう、日本では
本格戦争映画なんて無理ではないかと
そう、勝手に決め込んでいただけに、
この映画の登場は嬉しいサプライズでした。