(原題:Taken)
----この映画って、今年これまでアメリカで最もヒットした映画ニャんだって?
「そうらしいね。
わずか93分しかないアクション映画がそんな快挙を成し遂げるんだから、
そのオモシロさは推して知るべしってヤツだね」
----アクション?
主演はリーアム・ニーソンだよね。
これは意外なキャスティング。
彼ってどちらかというと
これまで賞レースに絡むような作品への出演が多かった気がするけど…。
「そのアンバランスさがよかったのかもね。
もし、これをかつてのチャック・ノリスやスタローン、シュワルツェネッガーあたりがやっていたら
オモシロさは半減していたかも。
そういう意味じゃ、ブルース・ウィリス『ダイ・ハード』の感覚に近いかも。
もっともストーリーの方はスティーブン・セガールのどこかにあったような感じ。
確か『沈黙の奪還』は元CIAの主人公がさらわれた娘を奪還する話だし、
『ICHIGEKI 一撃』は元政府の特殊工作員が
国際人身売買組織にさらわれた娘を探して組織と対決する話。
これは、そのふたつがミックス。
そこにアメリカ映画らしく、
主人公ブライアンは元秘密工作員の激務で家庭を顧みなかったことから、
いまは妻と別れていて
娘キムとはたまにしか会えないという設定になっている」
----ほんと。そっくりだ。
じゃあ、あまり目新しさがないんじゃないの?
「いや。
この主人公がまず敵の正体を知る過程がスリリング。
パリにいる娘の部屋に賊が侵入してきたと知るや、
携帯を通して相手の特徴を娘に話させ、
さらには声まで録音する。
そこから敵がアルバニア系の人身売買組織と割り出し、
96時間を超えると救出は不可能というデータを基に、
単身パリに乗り込み、
冷静な判断と経験、そして多彩な特殊技能で相手を追い詰めていくんだ。
内容が内容だけに、
あまりこういう言い方をするのはよくないかもしれないけど、
アクションとしては実によくできている。
リードコピーにある言葉を使えば
<非情なまでにエモーショナル>」
----エモーショナル?
それって、えいがよく使っている言葉だよね。
「そう。
この映画にはエモーションがある。
だからアクションに飽きが来ない。
カーチェイスにしろ、銃撃戦にしろ、
そしてリーアム・ニーソンが使うマーシャルアーツにしろ、
主人公の煮えたぎる怒りがベースに横たわっている。
しかも目的は娘の奪還。
だから、アクションが浮いてはいないんだ。
内容が人身売買だけに、ちょっとヘビーだけど、
なるほどこれなら大ヒットもうなずける」
----確かリュック・ベッソンの製作・脚本だよね。
「うん。監督がピエール・モレル。
彼は以前、『アルティメット』を監督。
アレッと思って調べてみたら、
この作品もぼくはけっこう気に入っていたことを発見」
----“発見”って、気に入った作品くらい覚えていてよ(笑)
「ごめんごめん。
ただ、あの作品でも女性を薬漬けとか出てきて
ちょっと、そのあたりがねぇ~。
今回も女性を薬漬けにしてしまって
売り飛ばすって話だしなあ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「チラシの裏側の写真。リーアム・ニーソンには見えないニャあ」
ハーヴェイ・カイテルみたいに苦虫つぶした顔してる度
お花屋さん ブーケ、アレンジメントetc…
人気blogランキングもよろしく
----この映画って、今年これまでアメリカで最もヒットした映画ニャんだって?
「そうらしいね。
わずか93分しかないアクション映画がそんな快挙を成し遂げるんだから、
そのオモシロさは推して知るべしってヤツだね」
----アクション?
主演はリーアム・ニーソンだよね。
これは意外なキャスティング。
彼ってどちらかというと
これまで賞レースに絡むような作品への出演が多かった気がするけど…。
「そのアンバランスさがよかったのかもね。
もし、これをかつてのチャック・ノリスやスタローン、シュワルツェネッガーあたりがやっていたら
オモシロさは半減していたかも。
そういう意味じゃ、ブルース・ウィリス『ダイ・ハード』の感覚に近いかも。
もっともストーリーの方はスティーブン・セガールのどこかにあったような感じ。
確か『沈黙の奪還』は元CIAの主人公がさらわれた娘を奪還する話だし、
『ICHIGEKI 一撃』は元政府の特殊工作員が
国際人身売買組織にさらわれた娘を探して組織と対決する話。
これは、そのふたつがミックス。
そこにアメリカ映画らしく、
主人公ブライアンは元秘密工作員の激務で家庭を顧みなかったことから、
いまは妻と別れていて
娘キムとはたまにしか会えないという設定になっている」
----ほんと。そっくりだ。
じゃあ、あまり目新しさがないんじゃないの?
「いや。
この主人公がまず敵の正体を知る過程がスリリング。
パリにいる娘の部屋に賊が侵入してきたと知るや、
携帯を通して相手の特徴を娘に話させ、
さらには声まで録音する。
そこから敵がアルバニア系の人身売買組織と割り出し、
96時間を超えると救出は不可能というデータを基に、
単身パリに乗り込み、
冷静な判断と経験、そして多彩な特殊技能で相手を追い詰めていくんだ。
内容が内容だけに、
あまりこういう言い方をするのはよくないかもしれないけど、
アクションとしては実によくできている。
リードコピーにある言葉を使えば
<非情なまでにエモーショナル>」
----エモーショナル?
それって、えいがよく使っている言葉だよね。
「そう。
この映画にはエモーションがある。
だからアクションに飽きが来ない。
カーチェイスにしろ、銃撃戦にしろ、
そしてリーアム・ニーソンが使うマーシャルアーツにしろ、
主人公の煮えたぎる怒りがベースに横たわっている。
しかも目的は娘の奪還。
だから、アクションが浮いてはいないんだ。
内容が人身売買だけに、ちょっとヘビーだけど、
なるほどこれなら大ヒットもうなずける」
----確かリュック・ベッソンの製作・脚本だよね。
「うん。監督がピエール・モレル。
彼は以前、『アルティメット』を監督。
アレッと思って調べてみたら、
この作品もぼくはけっこう気に入っていたことを発見」
----“発見”って、気に入った作品くらい覚えていてよ(笑)
「ごめんごめん。
ただ、あの作品でも女性を薬漬けとか出てきて
ちょっと、そのあたりがねぇ~。
今回も女性を薬漬けにしてしまって
売り飛ばすって話だしなあ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「チラシの裏側の写真。リーアム・ニーソンには見えないニャあ」
ハーヴェイ・カイテルみたいに苦虫つぶした顔してる度
お花屋さん ブーケ、アレンジメントetc…
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ニーソンにいさん(おじさんか!)がんばってます!!多分、湿布のお世話になってるな・・・というくらい!!
で、観終わった後、おもったのが、昔なら、こういった役は、ハリソン・フォードがしてたよな!と・・・・。
このタイトル、最初は原題通りいくかと思われたのですが、
でもわかりやすい邦題という気がします。なるほどハリソン・フォードというのは納得。
おそらく『フランティック』あたりを意識されていると睨みました。
そういえば本作の第二弾はタイトルどうするんですかね??
携帯でのやり取りは良かったですよねー。
気休めひとつ言わずに「お前も捕まる」ってリアルな宣告も生々しく、犯人に対する呪いの言葉もスゴミがあってドキドキしちゃいました。
><非情なまでにエモーショナル>
全くその通りでした(^^;
そう。ぼくもそう思いました。
リーアム・ニーソンという、
アクションのイメージとは対極にある俳優が
こういう役をやってしまう。
名優というのは、やはりフィールドが広いんですね。
第二弾、原題からいくとしたら、
別の人がさらわれて…ということに。
で、『Taken2』。
まさか、どこかのゾンビ映画(という決めつけはよくないか)みたいに
『96日間』はないでしょうね(汗)。
邦題を考えて映画を作るということは、
まずありえないですから…(笑)。
あの機転の効き方が、まず常人とは違いますね。
こういう職業に就く人というのは、
単に体力だけではだめだということを改めて教えてくれました。
そういう意味でも『24-TWENTYFOUR-』っぽいですね。
24を意識した!?邦題は、
個人的に当たりでした(笑
ジャック・バウアーのCMも効果抜群でした(爆
まさか元同僚の奥さんまで撃つとは・・・。
普段優しそうな人を怒らすとどれだけ大変か、よく分かりましたよ。
ジャック・バウアーのCM、話題になっていますね。
配給がビデオの発売元と親が同じということで、
こういうこともできるんだろうなあ。
なかなか、オモシロい試みですよね。
この映画の成功の要因の一つは、
やはりリーアム・ニーソンの起用でしょうね。
いかにもしょぼいオヤジというのがいい。
セガールなんかにも、よくある設定なのですが、
彼だと、超人への変貌があらかじめ読めちゃいますから…。
同僚の奥さん、そこまでやるか!?という感じでした。