通夜のときに使う巻き線香です
地震でも滑ったり倒れたりしにくいようにしました
しかし、便利は何かを失います
朝まで持つこの線香は
「線香をあげる」代役ではありません
本来は、一晩起きていて線香を絶やさないという
故人に対しての供養する行為の象徴が
いつの間にか
「線香を絶やしちゃいけない」形式だけ
残って
「巻き線香があるからいいやね」と
すっかり他人任せ(笑)になっていることも・・・
お休みのときは
地震も考えられますから
火の元は消してください
こんなご案内は最近では理解をいただいておりますが
どうして一晩中
線香をあげるのでしょうか・・・
「そこに線香があるから」
う~ん~・・・
一生のうちでも何度も無い
通夜という試練は
朝まで起きていた方には
何かが帰ってくる・・・
送り届けた後の満足感とやすらぎが
疲れを伴いながら静かに訪れ
死別の区切りをいただくことになるのでしょう