葬送 なるほど 家族葬 八千代市の葬儀

一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

おかんの話

2017-05-10 15:29:15 | 作務衣はじめ 昔話


この業界に入った頃の話です

当時は(40年以上も前・・)

今のような布張り製の棺ではなく

合板の素材むき出しの棺とか

無垢材の松で出来た「板」材を

釘を打って組み立てる窓なしの棺も

ありました

一日の日課はそんな棺(おかんとも読んでました)

の組み立てで始まります

これがまた難しい・・

松材は節が多く、釘で脇や底板を固定すときに

釘が節のせいでまっすぐ刺さらず板からはみ出して

しまうのです

そして、「お棺」の中に防水紙を引き、その上に

ござを引いておわりという

極めてシンプルな「おかん」の完成であります

そんな時代ですから

自宅の綿の敷布団ごと納棺して火葬場でヒンシュクを買ったり

おかんなのに「あかん」なことありました

以外かも知れませんが

火葬炉の高温でも燃えにくいのは

綿布団や厚い辞書などだったのです


今の時代は燃えないものはお棺に入れることが

出来ませんが、当時は土葬の感覚が

残っていたのかも知れませんん・・・

     





















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