蹲

古びた蹲（つくばい）

水がチョロチョロと流れております、

なにぶん古いものでして、そろそろ新しくしないと・・・

それにしても、なぜか、水の音と言うものは、心に響くのでしょうか・・

水の流れが諸行無常の代名詞のように、元に帰れない宿命だからなのでしょうか

道順庵が井戸でなかったら、水道代が・・・・

何しろ流しっぱなしの場所が４ヶ所もあるのですから、

風情は、多少のお金がかかります（笑）

「古い蹲なれど　新しき水　春を浮かべて　流れゆき

　彼の人想う　静寂なひととき」

今日の法事の子供さんが、可愛い顔して寝ております。

ちょろ・・ちょろ・・の音のなか・・






　　

脇役もやがては主役に

道順庵の桜の木の下には、時期を同じくして

にら花が咲きます。

桜はあっという間に風の中に消えて行き、

にら花はまだ咲いております。

桜の満開時には上を眺め、

今の時期には、人々は下を向いて、

主役の「にら花」を眺めております、

桜の引き立て役を終えたご褒美に、

写真をいちまい・・・

カシャ・・・・