ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ゴーヤ収穫祭

2013年08月21日 20時54分39秒 | 生活

なぜか今年は実のなるのが遅かったゴーヤも
ここにきてつるもすっかり上まで伸び、
いよいよ収穫も佳境に入ってきましたので、
遅ればせながら今年のゴーヤの収穫祭を
おごそかに執り行いました。

とはいえ、今年の収穫物は
こんな小ぶりのものしかできませんでした。



もともとがそういう品種なんでしょうが、
ゴーヤはやっぱりでっぷりと大きなのがいいから、
来年は種子を厳選して植えようと思います。

出来始めた頃に、
早く大きくなれよと
暖かく見守っていたら、
大きくならないうちに
とっとと黄色くなってしまいよったやつもありましたので



以後は、注意深く観察しながら、
ギリギリまで待って、
黄色くなる直前と思われる段階で
収穫することにしました。

それでもだいたい写真の大きさくらいが限界のようです。

それにしても、ひとつを解体しても
わずかにこれだけなのはさみしい限りです。



収穫物のうちひとつはゴーヤの酢の物に、
そして残りは味濃く炊いて
佃煮風にしてみました。



どちらも酒の肴風です。

doiron家のゴーヤの収穫祭。
エコカーテンの裏側に簡易テーブルを置いて、
今年の夏を思い出しながら、
ありがたくいただいたdoironなのでした。


リンゴは何にも言わないけれど

2013年08月20日 21時15分13秒 | 最近の出来事

昨日はミナミで飲み会でした。

夕方の待ち合わせに先立ち
iPhone、iPad、iPodと最近身の回りに
アップル社製品が一気に増えたので
その店舗を見ておこうと
心斎橋にあるアップル大阪に行ってきました。

久々の都会見学も兼ねて
暑い中難波からトコトコと御堂筋を歩いて行ったのですが
なんと、暑いこと、暑いこと。
頭から汗が吹き出し
まるでプールから上がったばかりのような感じで
思わず自販機でお茶を買いました。
脱水はいけません。

途中、スポタカものぞいてみたかったのですが
とりあえず行ってしまおうと素通りし
警備のモノモノしい韓国総領事館の
前をキョロキョロしながら抜けていると
警備の人のめちゃ不審そうに見ている視線を感じました。
そうしてようやくたどり着いた
周防町交差点の角にある
アップルショップがこれ。



交差点付近で写真を撮っていると
まったくおのぼりさんですねえ。
外国人の人も多く、
一人で歩くdoironもきっとフランス人のように
見えたことでしょう。

・・・・・

はい、あきれてないで次に進みましょう。

近代的な雰囲気をプンプンにおわせている
店内に入ってびっくり!
平日の暑いさなかにもかかわらず
店内は人、人、人。
それでも外の炎天下に比べたら
店内はチョー快適です。
いっぺんに汗が引きました。

1階にはアップル社製品が
ずらっと並べられてありました。

なつかしい~、以前使っていた
大画面のマックも触れます。
そこでポテトとアップルパイを注文し、
ってそのマックじゃないし。
そんなアップルでもないし。

ここへ来た目的は二つあります。
ひとつは、今愛用しているiPhoneが
故障した時にはここまで持ってこなくてはなりません。
携帯ショップじゃとりあってくれないそうです。
なので、そんなお店を確認しておこうというものでした。

そしてもうひとつが、iPad用の
SDカードリーダーの購入です。

入り口を入ってすぐのところにいた
頭のよさそうな店員に尋ねたところ
その二つの機能は2階にあるとのことでしたので
階段を上がろうとすると
そのらせん階段がなんと淡いブルーのすりガラス。
ミニスカートの人は
ちょっと危ないかもしれません。

二階に上がるとさらに大勢の人がいました。
右手が全部カウンターになっており
すべてお客さんと応対をしています。
順番待ちをしているような人もいました。

これじゃ、故障した携帯をもってきても
なかなかかまってもらえず
大変だろうなという感じです。
アップル社は絶対携帯各社と協力体制を
作っておくべきだと思いましたね。

一方、左側の壁を見ると、
さまざまな小物の商品が並んでいます。
で、目的のカードリーダーを物色したのですが
パッケージがすべて英語なのでよくわかりません。
仕方なくスタッフを探してみたけど
皆さん忙しそうにしていましたので
どうしようかあと思っていた時に
ふと目があったのが
インド人らしきスタッフでした。

他の人はなかなか手が離せなさそうなので
勇気を振り絞って彼に声をかけてみることにしました。

「ちょと、聞きたいことあるよ」

なんで変な中国人やねん。

ま、普通に声をかけて
持参してきたiPadをみせつつ
それにあった目的の商品を
なんとか見つけていただいた。
「これでいいのかな?」と念を押して聞くと
「インド人、ウソつかない」と言ったとか
言わなかったとか。
どうやら、パッケージを目を細めて熟読すると
間違いなさそうでした。

「カード払いで」というと「OK」といいつつ
彼が持ち出したのが、iPhoneらしき機械でした。
どうするのかと見ていたら
すっとカードをスキャンするではありませんか。
しかもそのあと画面に指でサインをして終了。
さすがに、アップル社の決済だけのことはありますな。

最後に領収書を打ち出してきますというので
ぶらぶらと待っていますと
カウンターから大きな声で
「doiron様~」と呼ばれました。
それまでとってもスマートだったのに
いきなり農協的なやり方じゃないですか。

そういえば先ほどからたくさんのスタッフが
「〇〇様~、××のご用意ができました~」とか
しきりに叫んでいましたわい。
思わず「リンゴは何にも言わないのじゃなかったのか」
と突っ込みたくなりました。
(・・・タイトルコールです)

これやったら、サービスエリアの食堂で
順番が来たらブルブル震えるカードを
配っている方が進んでるやんて感じですな。

いずれにしても辟易するほど客であふれかえる
店内をしり目に
またこんな混雑に巻き込まれるのかと思うと
お願いやから、機械の故障なんて目には
あわせないでほしいと心底願いつつ
この店から一刻でも早く出ようと
商品を小脇にかかえて出口に急いだdoironなのでした。

とまあそんな様子で
初アップルストアも経験しつつ
まだまだ炎天下の中
本日のメインイベントである
飲み会に向かったdoironなのでありました。

そうそう、途中、再び韓国総領事館前で
警備の人にギョロッと睨まれました。
「あ、またあいつや」みたいなね。
頑張っている大阪府警に敬礼をして
足早に立ち去ったのはご想像の通りです。

飲み会では、最近山登りにすっかりはまっている友達から
なつかしい山の事や素敵な山小屋情報もいただき
あっという間の楽しい時間を過ごしました。
こんな珍しい、イカの焼き塩辛もいただいて



本日の予定はすべて終了。

木曜日に是非エイで、その話をもとに
今年の秋の山行を首Dさんと
いろいろと相談してみようと思いながら、
ほろ酔い加減で家路についたのでありました。


ハチのムサシは死んだのさ

2013年08月19日 11時10分31秒 | 最近の出来事

いよいよ今週は、地蔵盆です。

そのため、日曜日は三時間走の打ち合わせに行く前に、
みんなで提灯を吊るすための配線をしました。


ぞくぞくと集まる村人たち。


完成後はこんな感じ。

で、事件が起こったのはその時でした。
誰かが地蔵堂の裏の石塔に
なんと大きな蜂の巣があるのを見つけ大騒ぎになったのです。

地蔵さんで殺生をするのもどうかということもありましたが、
地蔵盆当日には大勢集まるのでそうもいってられません。
最近イベントで思いもよらない事故等が続いているからね。
お詣りの最中にハチに襲われて阿鼻叫喚
なんて、しゃれになりませんし。

そこで、これは巣ごと退治しなければということになったのです。

さて問題は、誰がやるかです。
その時みんなの視線は一斉に、
今年の頭屋に集まりました。
頭屋は「えっ、俺?」って感じでしたが、
本人を除く全員一致で決まったので、
やるしかありません。

今年の頭屋は昨年頭屋だったdoironの後釜なので、
慣例で1歳年下の幼馴染が務めることになっています。

早速本人が持ってきた殺虫剤をかけ始めたのですが、
途中でプッスンと薬剤が切れ、
これまたちゅ~と半端で大騒ぎ。

遠巻きにしていた村人の中には、

ハチが乱舞する現場から
「責任とれよ~」と叫びながら逃げていく者もあり、ひと騒動でした。

結局、頭屋が勇気を振り絞って、
タオルで周りをはたきながら、
棒で巣を叩き落として、
どわーと逃げてきてひと段落。

「ご苦労であった」と皆からねぎらわれておりました。

しばらくして、落ち着いたかなと
頭屋が恐る恐る見に行ったら、
食糧調達から帰ってきたハチの集団が
巣を見つけられず右往左往してるところに、
ハチあわせ。(ハチだけに・・・)

またまたあらたな殺虫剤を片手に
大立ち回りを演じた頭屋でした。
(動画をとっておいたらよかった・・・)

真夏の炎天下、とんだハチ騒動でありました。

事件後、あたりに散乱するハチと
へたり込んでいる頭屋に
みんなで合掌したのは言うまでもありません。

その後三時間走の打ち合わせを終え、
ブログアップも済ませてから
一人で現場に行ってみました。

すると地蔵さんの敷地内にたくさんのハチが死んでいたので、



これはさすがにざんないと思い、
供養をしてあげることにしました。

今年の地蔵盆までは、
doironの地蔵さんだしね。

散乱しているハチを片付け、
家にあったはちみつを容器に入れたものと
盛り塩を供えてきました。



何をお供えすれば供養になるかなと考えたのですが、
ハチの好物といっても、
芋虫なんかもこの際変だし、
結局はちみつということにしたものです。
そのうち蟻だらけになるかもしれませんが、
ま、それも供養でしょう。

ハチさん、どうぞ安らかに。
今度はもっと人のこないところに営巣してください。

合掌


三時間走打ち合わせ

2013年08月18日 14時46分03秒 | マラソン

9月22日に、走る仲間主催で行われる
三時間走の打ち合わせに参加してきました。




参加者が多く一枚の写真には
おさまりきれませんでした。
テーブルの上にある
オレンジのボトルホルダーが気になりますね。
ならん?
ランナーの力水です
持ち込みなので詳しくは書けませんが・・・

本当に走るのが好きな人たちの集まりで
写真に写っている人の大半が
萩往還マラソンの経験者です。
今日も暑い中、走ってから来たという人もいて
まさにつわものたちの集まりと言っても
過言ではありません。

今回は昨年、開催した大会の第2回大会を
開催するための打ち合わせ会です。

実施日は9月22日(日)10時スタート。
実施場所は大津川河川敷です。

この大会には、やはり協力をしていただける
スポンサーも走る人つながりでついてくれてます。
doironもお粗末ながら
手作りの参加記念しおりを
提供させていただきました。

どんなのかって?

それは参加された人のお楽しみ?です。

先日、オジチャリでウロウロした
天の川広場や
数少ない泉大津の道標が3つもあるという
板原までの往復3キロの河川敷コースを
3時間走り続けて、
いっぱい汗をかき
美味しい弁当を食べ、
楽しんでいただこうと企画されたものです。
そうそう、
欲しい人にはビールも用意しています。

すべて手作りのあったかい大会です。
まだまだ参加者募集中なので
興味のある人はぜひお申し込みください。
doironが取り次ぎます。


お盆も終わりやね

2013年08月17日 21時41分20秒 | 生活

非日常にまみれたお盆でした。

1年以上ぶりに息子が帰省し
今回は、doironが家にいることもあって
二人でかなりの時間を共有しました。
仕事が忙しいらしく
運動する暇がないのと
酒飲みの上司に誘われることが多いため
体重が付きまくりだそうなので
まあ、どれだけの運動になるかわかりませんが
帰省してゴロゴロしているだけよりは
いくらかはましだろう、ということで
頻繁に散歩に連れ出しました。
彼が友達と会ってた1日を除けば
ほぼ毎日だったと思います。

散歩をしながらたくさん話をしました。

親の介護の様子を見ながら
ねぎらってくれもしました。

「なあ、もしわしが介護になったらどうする?」
「え~、僕が看るに決まってるやん」

なんて会話もあって
自分としては息子に迷惑をかけるつもりもないし
そんな期待をしているわけでもないのですが
そういってくれる息子であったことが
何よりもうれしく、
息子に親の覚悟の介護を見せ続けた
この五年間の苦労が、一気に
その言葉で報われたような気がしました。

早朝から墓参りに行き
ご先祖様をお迎えに行ったあとは
仏壇の前でもいろんな話をしました。
仕事の話、遊びの話、彼女の話を聞きながら
ご先祖様にも聞かせてあげたつもりです。

そうそう、仏壇の前に誰もいないときは
ご先祖様も寂しかろうと
こんな状態にしてあげてましたぜ。



そうして15日、お盆も終わり
息子も、楽しい時間や
いろんなプレゼントを残して
帰っていきました。

午後からはご先祖様も流してあげて
また、日常が戻ってきたdoiron家。

今日も息子がいないだけで
家の中がガラーンとしていますが
いつまでも感傷に浸ってもいられません。

このあと、地蔵盆、だんじり祭りとイベントが
続いて行きますから、さっさと子離れしないとね。

さあ、またいつもの日々の始まりです。


ブラリ、オジチャリ7

2013年08月16日 21時53分58秒 | 最近の出来事

お盆だし~、
仕事も仕上げたし~、
ジムも休みだし~
ということで、
暑いさなかに汗をいっぱいかいて、
水分たっぷりとって
疲れの積もり積もった心と身体を
リフレッシュしようと、
オジチャリで出かけることにした。

行先は、かつてのランニングの練習場であった浜寺公園。

スポーツドリンクのペットボトルをオジチャリに装着し、
この前買ったチョークバッグに
カメラをしのばせて腰につけ、いざ出発。

本日の最高気温は35度。
照りつける日差しが最高潮に達したころに、
ギコギコ漕ぎ始めたdoironなのでした。

助松の中和泉街道の起点を通り、
王子川を渡ったところで左折。

かつて仲間と浜寺ランに興じていた頃に、
何度も何度も通った道に入った。

このあたり、道の整備にはお金がかかっていて、
普通のアスファルトではなくこんな感じ。



なんと言えばいいのかわからないので、
レンガ敷きの道とでも言っておきましょうか。

地面を掘り起こす工事なんかは
費用がかさむでしょうねえ。

高石の墓地の裏を北上し、
どんどん行くと高石消防署高師浜出張所のある通りを横切るが
レンガ敷きはここまで続いている。

そしてまださらに北上し、
比較的大きな水路の橋を渡ると
浜寺公園に到着する。



ここまでは、我が家から約4キロの道のりだった。

この公園の特徴は、
直線が多いことだ。
公園の中の並木道も、



海に沿った散歩道もこんな感じ、



もしこの景色を絵に描くなら
遠近法の手法をとことん駆使しないといけない。
どこか一点に、景色を集めていく方法ね。

それにしても公園では、
もちろん走っている人もいたけど、
いろんな人がいた。
堤防で天然日焼けサロンよろしく、
寝っころがっている人、
プール帰りの家族、
ええ歳してスケボーのコースを作って、
管理人に咎められている集団、
定年退職後暇を持て余して、
散歩したり自転車に乗ったりしてる人。

そして何より驚いたのは、
このクソ暑い中、松林でBBQをしている集団が
かなりいたことだ。

ま、よく見ると、doironくらいの年齢の人は
ほとんどおらず、
若者と小さな子ども連れというメンバーで
構成されていたんやけどね。

そんな松林の公園を抜けていると、こんな表示が。



バッタの原っぱだと。

この秋に注目だ~みたいな看板で気合が入っていたな。

そしてこれは



な、な、な、な、なんと消火栓。
(う~ん、どこかで聞いたセリフだ)
昭和28年というから今年60歳。
定年退職の年ですやん。

キャーキャーと黄色い歓声が
響き渡るプールを過ぎて、
浜寺大橋を西に渡ると
運河の向こうは泉北臨海緑地。

これを今度はひたすら南下した。

この公園も、3キロ以上の大島桜が
ずっと植わっている直線が
続く細長い公園だ。



走っている頃は、
遠くの景色が全然近づいてこないという
タフなコースでしたっけ。
そしてまた、こちらの阪神高速湾岸線の下の日蔭でも、
多くの家族連れがBBQを楽しんでいた。

大きな荷物を抱えて歩いている
お父さんがちょっぴり気の毒に見えたなあ。

そこからさらにランニングのコースを辿っていき、
ちょうど、臨海道路に出た頃だろうか、
どうも前のペダル付近でいやな擦過音がする。

左のペダルが上死点にさしかかるあたりだ。

おりていろいろ見てみたがわからない。
明日、チャリンコ屋さんに
持って行って見ようと思っている。


こうして炎天下のオジチャリ7も
夕暮れの影が長くなり始める前に無事終了。

総走行距離は15キロ。
昔は14キロと思っていたから
大変損した気分である。

チャリを整備して、オジチャリは
次回からは川をさかのぼってみようと思っている


夏好きとはいえ・・・

2013年08月15日 21時16分31秒 | 生活

各地で気温が40度を超えたり
熱中症でたくさんの人が亡くなったりと
今年の、特に最近の猛暑は
異常な状態になっています。

そんな中で、我が家でも
最も気をつけなければいけないのが
老親の水分補給。

飲みすぎて誤嚥するのもこわいのですが
そうもいってられません。
「つるりんこ」なるとろみをつける薬品を
買ってきて水に溶かし
飲んでもらってはいます。
しかし本人は喉の渇きもあまり自覚できない状態
(高齢者はその傾向が強いそうです)
であるのに加えて
むくみもあるような状態なので
ひたすら飲ますわけにはいかず
加減がとっても難しいのです。

家ではエアコンを切らすことはできないし
といって乾燥させすぎるのも
考えものという側面もあるしね。

こちらを立てればあちらが立たずの状態であるから
その合間を綱渡りのように
バランスを取りながら
日々過ごしていかねばなりません。

とにかく早くこの猛暑が
列島から去って
窓を開けると心地いい風が
入って来るような季節にならないかなと
祈っている毎日なのです。
doironの勝手な言い分で
夏が好きなどとは言ってられない
そんな事態ですねえ。

お盆の少し前から
庭でコオロギが鳴き始めました。
児童たちの夏休みが
もう少し終わりに近づくと
神社でツクツクボーシも鳴き始めるでしょう。

もっと夏を満喫せねばと思いつつも
早く秋が来ないかなという気持ちも強く
複雑な心境の晩夏を迎えています。





ブラリ、オジチャリ6

2013年08月14日 21時51分19秒 | 生活

中断していたオジチャリに戻ります。
あらかじめオジチャリ5を読んでおいていただくと
話についてきやすいかな~と思います。


さて大津川をあとにして、
オジチャリは板原の村中へと入っていきます。

このあたりはこれまで、
ランでもほとんど来たことがない地域です。
思わぬところに坂道があったり、
川が流れていたり、土塀があったりと、
昔情緒の濃い地域です。

そんな地域の一角、
公民館のそばにあったのが、これ。



これは立派な石碑ですね。
市内でも最大級でしょう。
その石碑に刻まれている言葉は

「菅公社舊趾」

最後から二つ目はこりゃまた難しい字ですね。
そう、昔のことを書くときには
思わぬ漢字が登場します。

これは第2水準にあったからいいものの、
昔広報紙を編集している時に
歴史記事を作成していて
作字をすることがよくあったのを思い出しました。

「舊」というのは「旧」という漢字の旧字体なんです。
パソコンや携帯によっては表示されないかもしれません。

この舊趾は、江戸時代には天神社と呼ばれていました。
またまた登場しますが、
高月の逆立ち狛犬のある神社も
天神社といわれています。

祭神があの菅原道真なんです。

俗に天神さんといわれるえら~いお人ですね。

社殿はなくなってもこの地域には
天神さんの祭祀を行う宮座が残っているそうで、
その宮座の行う風習は
泉大津市の無形民俗文化財に指定されています。

現在、天神社は穴師神社に合祀されています。

先を急ぎましょう。

次の目標としている市内の豊中町の道標に行くまでに、
その穴師神社を通ります。

途中の参道にあったのがこれ。



「苅田城跡」の石標です。
微妙に傾いているのが、
この石碑の素性を物語っています。
というのも、この石碑は
大阪市内にあったとされる苅田城跡を
間違って比定したものなんだそうです。

このあたりにあった城は
今は池浦の堡(とりで)といわれています。
それは、この地域に残っている「字」名からのみ推測されるもので、
発掘調査などでちゃんと解明されているものではないんだそうです。
いまだ全く解明されていない堡だからこそ、
石碑も首をかしげているのかもしれません。

その参道の突き当たりが、穴師神社です。



ここには、冒頭の天神社なんかも含めて
熊野社、住吉社など数多くの神社が
合祀されています。

市内最大級のクスノキや
保護樹林のオガタマが茂る
こんもりした社杜に見守られている
この神社の東側あたりが
「豊中」といわれる町になります。
この辺りには、その豊中や我孫子など
大阪市内と同じ町名が点在しています。

その豊中は古くからの町で、一旦車で入ろうものなら、
迷路のように入り組んだ
町内から脱出するのは相当困難なほどです。

でもチャリンコなら縦横無尽に探索できます。

目的の道標は資料の簡単な地図からだと
かなり見つけにくいと思います。
たいがいそういうところでは、
お寺や神社をランドマークにして探すといいでしょう。

doironも犬を連れて散歩している若者に
道標を門前に据えている「浄福寺」の場所を尋ねて、
やっと何とかたどり着いたくらいです。



そんな苦労をして、見つけたのがこれ。



写真ではほとんど判別できませんが、

「是*府中江八町」

と書かれてあります。
そもそもこの石は、
このお寺が和泉西国三十三所観音霊場の
十七番札所であることを示すためのもので、
道標部分はおまけのようなものであったかもしれません。

文字の*の部分は「より」とでも書かれてあったのでしょうか
八町とはだいたい870mということになりますが、
このお寺より府中までの距離は
記載通りほぼピッタリでしょう。

そしてそのすぐ近くにあった道標がこれ。





失礼して前掛けをめくらせていただくと、
お地蔵様の左右に

「右 わけ」と「左 志のだもり」

と書かれてありました。



「わけ」はこの前の板原の道標にもあった
和泉市の「和気」で、
「志のだもり」はこれもよくある「葛葉稲荷」を表します。
いずれも、このあたりの道標には頻繁に登場する人気の地名です。

今回、これで市内7基の道標のうち
6基を確認したことになります。
資料には、他で道標を御存じの方は
ご一報くださいと書かれてありました。
個人の邸内やイジワル石に使用されていて
文字の消えかけているものなどが
まだあるかもしれません。

そんな情報を待ちながら、
板原の残り1基は
またあらためて探しに行きたいと思っている、
オジチャリとdoironなのでした。

このシリーズ終わり。


炎天下の営業回りにて

2013年08月13日 21時21分43秒 | 最近の出来事

列島各地で記録的な気温が記録されている。
ついに、四国で観測史上最高温度の41℃を
記録した日。
doironは原稿を抱えて
車でクライアント現場や
関係会社を車で回っておりました。

ある横断歩道での出来事です。

幅30m以上の国道交差点で
信号待ちで停止しているときでした。
右からトコトコとシルバーカーを押しながら
横断歩道を渡ってきたおばあさんがおられました。

その歩く姿はとても危なっかしく
高齢者を家に抱えている身としては
そんな高齢者の姿は気になって仕方がない存在です。
そして、丁度doironの車の前に来た時でした。
歩行者の青信号が点滅し始めたとき
おばあさんはそれを見て焦ったのかもしれませんが
膝からくずおれるように倒れそうになりました。

こりゃいかんと
あわてて車から降りそうになりましたが
幸い周りに結構人がいたので
駆け寄ってこられてました。

そして、信号が変わる頃には
3人の人に抱えられて
歩道の日陰の部分に座らせていました。

その後、信号が変わったのでフサフサの後ろ髪を
ひかれながらも発進したため
そのおばあさんがどうなったかはわかりません。

多分、ありゃ熱中症じゃろね。

それにしても、あのおばあさん
買い物袋を提げていたところを見ると
買い物帰りなんやろね。
でもなにもこんな炎天下に
一人で行かなくてもと思うのだが
まあ、いろいろ事情もござるのじゃろう。

提案の原稿を渡し、
一通り営業活動を終えて
さあ帰ろうとしているときに
またまた信号待ちである出来事が起こりました。

フロントガラスのあたりを
赤とんぼがしきりとホバーリングをするのです。
うん、うん。doironを癒しに来てくれたんやな。
と、思っていると
そのトンボが、ボンネットに
お尻をチョンチョンとこすり始めたのです。
どうみてもそれは

産卵行動

よーくみると、たしかにボンネットに
小さな白いつぶつぶがついています。

帰宅後写真に撮ってみたのですが
昼間だとボンネットの反射で
うまく撮影できません。
そこで、暗くなってから
ライトを横から当てて撮影してみたのがこれです。



赤丸の中にある、小さな点が卵です。
数えてみたら全部で7つありました。

それにしても不思議な行動をするもんですね。
多分、ボンネットの白色が
水面に見えたのかもしれません。
塗装をよく見ると小さなメタリックのキラキラが
ついていましたので
それが多分水面の反射に見えたのでしょう。

気の毒なことに炎天下の
ボンネットは目玉焼きが出来るほどの
高温になると言いますから
受精卵も瞬時におだぶつでしょう。
まさか、明日の朝になったら
ボンネットでヤゴが戯れている
なんてことにはならないはずです。
赤とんぼもあまりの熱気に気がふれたんでしょうねえ。

連日続く猛暑の中、仕事をはじめ
介護と寄合、そして今日は
早朝の4時過ぎ頃から墓参りにいき
ご先祖さんを迎えると同時に
まだ暗い空にペルセウスの流星群が流れないかと
見上げたり
お盆の施餓鬼でお寺さんが
40件ほど檀家回りをするのに付き添わされたりと
たくさんの用事に追われています。
加えて帰省している息子と
焼肉食べ放題に行って胸焼け気味であったりもしています。
そんななかで
運転中に普段見られない光景を目にしたりすると
”お盆”ならではの非日常の中にいるんだなと
思わずにはいられない今日この頃です。


いびつな人口分布

2013年08月12日 21時02分54秒 | 生活

昨夜、だんじり関係の寄合がありました。
今年のdoironの役割は

総括責任者

うちの村のだんじり関係者150人を
まとめる役割なのです。
昨夜の寄合は、その関係者すべての役割の
担当者を確定させる集まりだったのですが
最後まで決まらなかったのが
ブレーキ責任者でした。

doironは平成9年に新調した
今のだんじりの初代ブレーキでした。
だんじりのブレーキというのは
いろんな写真を見られたらわかると思いますが
だんじりの前方正面の真ん中に
踏んで制動するためのブレーキがついているんです。
ブレーキと言っても
ただだんじりを止めるだけのものではなくて
止める、曲げる、減速する、停車の位置を決める
など様々な役割があり
特にカーブを高速で曲がる”やりまわし”のときには
瞬時にいろんな判断を要求されるので
状況判断、適正な踏圧、息を合わせたタイミングなどを
必要とする結構難しい役割です。
3年間そのブレーキを担当して、その技術を習得したころから
次の世代に引き継いできて
今はもう3人が踏めるようになっています。
ここ数年はその三人で交代しながら
踏んできたわけです。
ところが、ブレーキ担当者は
うちの村では若頭という団体から
輩出することになっているのですが
その三人が、今年若頭を卒業する年齢になりました。
では、あらたにブレーキを担当する人間を
決めていかなくてはなりません。
ここで、問題が発生しました。
その三人から、次の世代への引き継ぎが
出来ていなかったのです。

なのでこのままでは、今年は
若頭という団体の中にブレーキを踏む者がいない
という事態に陥ったことになります。

こういった問題の一番の原因が
タイトルの「いびつな人口分布」にあります。
そのブレーキ世代の人間が
ぽっかり抜けているからです。

しかも、若頭からは曳行に関する責任者である
曳行責任者、最も危険と言われる前梃子責任者、
だんじりのかじ取り役である後ろ梃子責任者、
屋根で経路を支持する大工方責任者も
輩出しなければならないので、
ブレーキとなるとさらに年齢が下がっていき
そうなると、非常に若い人たちが
ブレーキの責任者を担わなければならないということになります。
言ってみれば、いきなり荷が重すぎるわけですね。

結局、今年は若頭の中に
責任者を担える人材がいないということに
なってしまっています。
このような現象の
すべての原因が、後継者づくりがしたくても
できなかったという年齢分布にあります。

なので、今年どうするか
というのが、昨夜の寄合の最大の課題でした。
あーでもない、こーでもないと
いろいろ話し合った結果
今の段階では
若頭の上の団体である
世話人会の会長を責任者にしておき、
若頭の意向を確認しながら
ブレーキ担当者とその後継者候補者を
選びつつしのいでいこうということになりました。

なので総括責任者である
doironがブレーキを踏むことも担保に
状況に合わせて配置していこうと
いう結論に達したわけです。
初代ブレーキ復活かなあ。

今年は、総括責任者なのでまた浴衣をきて
だんじりに乗らねばと思っていたのですが
そういうことで、動きやすい法被のままで
乗ることになりそうです。

聞けば、ほかの村でも
こういう問題が発生しているそうです。
少子高齢化、団塊の世代といった問題を抱え
人口の年齢分布がいびつになっている
社会現象が、こういう伝統行事にも
大きな影を落としているわけですね。

どうなる、だんじり。
どうなる、日本。