ここ数年、すずしい日陰と
おいしい収穫を期待して
毎年縁側の大きな窓のところにゴーヤを植えている。
植えはじめた最初の頃は
驚くほどたくさんの実がなって、
手がゴーヤ臭くなるほど毎日食べていた。
そんな日除け半分収穫半分の栽培の中で、
日除けの方はまずまずではあるものの、
実の方は出来すぎて少々飽きてきた
ということもある。
そこで、昨年は実の小さい品種を植えてみたら
葉の茂り具合もさらによく、
できた実も食べ飽きるというほどでもない感じで
適度に実ってくれた。
それはそれで、いろいろと試してみる楽しさも
味わうことができてよかったと喜んでいた。
で、今年は何を試したかというと、
昨年実ったゴーヤの種を取っておいて、
それを植えてみたわけだ。
加えて、ご近所に分けてもらった朝顔の種も
一緒に植えて、そうしてできた緑のカーテンを
doiron家では、ハイブリッドエコカーテンと呼んでいる。
名前はさておき、
そういうことで、今年の種はすべて無料で
手に入れたことになる。
その分、少々土にはお金をかけて、
プランターに植えたらすぐに芽が出て、
梅雨明け頃から両者ともぐんぐん伸び始めた。
夕方、蚊に刺されながらも
せっせと水やりした甲斐があるってもんだ。
最初の頃は上に伸びたつるを横に這わせて、
葉の密度を濃くするようにしてみた
その甲斐もあって、今は結構茂ってくれている。
朝顔も、程よく伸びて
早くから紅白模様のおめでたい花を咲かせてくれているのだ。
と、そんな中にひときわ大きく白い花が・・・。
これは夕顔。
いただいた種の中に混じっていたのだろう。
この花は名前の通り昼過ぎからつぼみが開き始める。
早朝開花の朝顔と違って、
観察の機会が多いので
今年はじっくり見た。
大きな筆のような形のつぼみで、
ねじ込まれた花が開いてくる様子が神秘的だったな。
咲いた花も、きれいな白い大きなきれいな花だった。
そんな風に朝顔、夕顔は
期待通りに見た目で楽しませてくれているが、
収穫期待のゴーヤが全然実をつけないでいたので
気をもんでいた。
花は咲くものの、実のなる雌花が全然ない。
これは、昨年の種を使ったのが
悪かったかなあと思い、
来年はちゃんと種を買おうと決意していた8月初め。
ようやく小さな実をつけた。
それが今やこんな感じ。
よく見ると、ほかにもあちこちに
雌花が膨らみ始めているではないか。
きた~っ!ようやく収穫できそうだ。
写真の実が多分今年の初物となるだろう。
愛情込めて、チャンプルにし、
お盆には仏様にもお供えしてあげれたらいいな。