昨日の夕方、自室で仕事の原稿書きを
しているときでした。
かたわらに置いてある携帯が
何となく不気味な警戒音を発しました。
見てみると、
緊急地震速報 震度6強 およそ0秒後
と表示されていました。
しかも震源地は奈良とも出ていましたので
「津波はないな」とか「奈良に住んでる友達は
無事だろうか」などと瞬間いろんなことが
頭をよぎりました。
しかしこれはいかんと、冷静に判断し、部屋を飛び出して
階下で寝ている親父を叩き起こしました。
そしてベッド横の本棚を支えながら
その時を待っていましたが、
0秒後という割には、1分経っても2分経っても
揺れがありません。
そうしているうちに
飲み会に行くべく
丁度電車に乗っていたミセスから
「電車が止まった」とメールがありました。
なんでも、その時ほとんどの乗客の携帯が
警戒音を発し、車内に鳴り響いたそうです。
さらに警戒をしていたのですが
ピクリとも動きません。
親父はのんきに犬とたわむれています。
で、さらに情報を収集しようとテレビをつけてみたら
身体に感じる揺れは観測されませんでした。
というメッセージが出ているではありませんか。
ということは、これは誤報ということになります。
きっと暑さでコンピューターが誤作動したのか
それとも、震源地が奈良とのことなので
夏休み中でセミ取りでもしている
子どもたちが地震計をいたずらしていじったのか
などと思いつつも、ほっと胸をなでおろしたのでした。
それにしても、震度6強の地震が来ると
思った時のイヤな感触はしばらく残りましたね。
あの、神戸の震災の時に
この辺りは震度5強だったのですが
あれよりも強い地震が来るのかと思うと
ドキドキしちゃいました。
と同時に、実際に事が起こった時には
どうすればいいのか
きっちり自分の中になかったことを
思い知らされた出来事でもありました。
高齢者を抱える我が家としては
今一度、そのことをしっかりと
意識しておかなくてはと
改めて考えさせられた、誤報となりました。
もしかしたら、気象庁の
そういう企みだったのかもしれないと
思ってしまったほどです。
狼少年になる前に、そのへんの
原因究明はしっかりとしてほしいと思います。
それと同時に、人騒がせなと怒ることは
簡単ですが、この機会に
自分自身の防災の心構えが
ちゃんとできていたか
見つめ直す機会をもらったんだと
前向きにとらえることも大切なんじゃないでしょうかね。
あ、doironは別に気象庁の
回し者ではありませんぜ。