ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

散歩道のコインランドリー

2013年08月03日 21時16分07秒 | 最近の出来事

痛みどめの効果なのか、足指の痛みもおさまり
痛風騒動もはっきりとしないまま
終息に向かいつつあります。
そんな中で、懲りずに散歩に出かけたdoiron。
通りかかったコインランドリーの前で
先日、これは書かなくてはと
思っていたネタを思い出したので
ちょっと書いてみます。

時は昭和の終わり頃、
下宿学生だったdoironは、
卒業前には安アパートで暮らしていました。
雪国というのにストーブはなく、
暖房器具といえば
ホームごたつのみという
シンプルな暮らし。
特急雷鳥に乗って、
風呂敷に包んで持って行った白黒テレビが
自慢の一品でした。

冷蔵庫は先輩から受け継いだもの。
机も先輩の卒業時に
友達と1キロくらいの道のりを
エッチラオッチラ手で運んだものでした。

ただし、洗濯機はありませんでした。
洗濯はもっぱら銭湯入り口にある
コインランドリーで済ましていました。

風呂に入る前に洗濯機を回し、
その間に風呂に行きます。
なので、銭湯にはよくノーパンで行ったものです。

たまに、金欠の時は
友達の下宿にある洗濯機を
使わせてもらったりしたのですが、
その洗濯機が、水に手を突っ込むと
電気でビリビリするという代物でした。

でも人間て順応性があるんですね。
何回か使っているうちに、
そのビリビリが心地よくなったりしたものです。

当時のコインランドリーで画期的だったのは
乾燥機があったことです。
毎日重く雪雲の垂れ込める雪国では、
なかなか洗濯物を
お天道さんの下に干すことができなかったので、
バイトのお金が入った時なんかは
乾燥機も使って贅沢感に浸ったりしたものです。

あれから35年が経ち
先日、近所を散歩している時です。

コインランドリーの前を通りかかったときに、
窓越しに中を見てみると
客がいないようなので、
最近のコインランドリーはどうなっているのじゃろ、
と興味を沸かせて
どれどれと入ってみました。

後から思えば下手したら
下着泥棒と間違えられかねない行動でしたが、
面白いものがあったら
ブログで紹介しなければ
という使命感に燃えて足を踏み入れてみたのでした。

店内はさっぱりととても清潔でした。



エアコンも効いてて
なかなか快適な環境でありました。

昔と違っていたのは、
ここには大型の洗濯機があって、
毛布なども丸洗いできる機械が置かれていたことです。

あ~、昔こんなのがあったら、
こてこての毛布にくるまって寝ることもなかったでしょうに。

さらに見回してみると、
おや、片隅にこんな洗濯機もあるじゃないですか。



これはよさそうです。
特にジムではく靴の使用頻度は高く、
しかも毎回汗まみれになってしまいます。
たまに洗うと、下手に洗って、
干した後で見たらアッパーに黄色いしみができたりするんです。

古い洗濯機を屋外に置いて
以前はそれで洗ったりもしていましたが、
浮き上がってきてなかなか思うように洗えません。

スニーカーランドリーと書かれてあるから、
その辺はうまくできているのでしょう。

今度、親父の汚れた寝具と一緒に
doironの靴も持ち込んで洗ってやろうと決意し、
コインランドリーを後にしました。

外は久しぶりの夕焼け空で、



よくこんな空の下を
洗濯物と洗面器を持って銭湯に行ったなあと、
当時を思い出しながら
ノスタルジーに浸りつつ家路についたdoironなのでした。