ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

義父さんの写真

2014年08月12日 21時55分43秒 | 写真

義父さんの四十九日も終わり、
最近は時間を見つけては
義父さんの遺品整理を手伝っている。

もう使えそうにないものは、
できるだけ費用のかからない方法で処分するが、
処分するのにしのびないものは
きちんと整理をしてあげなければならない。

先日、日常身につけていた衣服のうち、
生地として使えそうなものは残しておいて
針仕事の得意な義母さんがリサイクルすることになったが、
そうでないもののうち
まだ十分着れそうなものや
新品同様の衣類を、
古着屋に持ち込むことにした。

最近はこういう商売もそこそこ成り立っているようで、
あちこちに店ができてリサイクル業界も活発だ。

無駄なくものを消費することは大切なことやね。

今般、重さで買い取ることがほとんどの店でも、
ダンディであった義父さんのことだから、
なかなかいいものを持っていたのだろう、
そこそこ値段がついた。

かつて、義父さんがもう
年齢的に着れなくなったジャケットをいただいて、
仕事に来て行ってたことがある。

本当に仕立てが良くて、
長年愛用していた。

また、着物もdoironの体型に合わせて
仕立て直してくれるそうだ。

今回古着屋で買い取ってもらったお金は、
義父さんのお線香などの供養に
いくらかは役立ててもらうことにした。

そんな遺品整理の中で、
もっとも時間がかかったのが、
残されてあった写真の始末だ。

義父さんは若い時には写真を趣味にしており、
かなり権威のある賞の受賞もされている。

したがって、おいそれと始末するわけにはいかない作品が多い。

一枚一枚見ながら確認していくので、
この上なく時間がかかるというわけだ。

これは受賞した写真だ。
これは額に入れておこう。
これとこれは組み写真だから、
一緒に置いておかねば
などといいながら、
時間をかけてじっくり整理をした。

捨てる写真でも、

「必要ならスキャナーでデータ化してあげるよ」
と義母さんに言ったもんだから、
途中でまたイチからやり直した
という経過もある。

義父さんが与えた親孝行の時間だと思って、
がんばったけどね。

写真整理をしていて、
最も手の止まるのが家族写真だ。

いつ、どこで、どんなシチュエーションで撮った写真なのか、
またそこに写っているのは誰なのか
なんてことを一枚一枚確認して
整理していくのは相当手間がかかるが、
なんだかとてもいい時間ではある。

なかなか高齢になってくると、
写真の整理もできないもので、
かなりの枚数があったのだが、
なんとかめどがついて
今はほっとしているところなのです。

そんな整理を終えてから、
我が家に帰って、
ふと、我が家の写真はどうなっているんだろうと思い、
古い書棚を探ってみたら、
こちらも昔の写真が
無造作に放り込まれてあったので、
ついでに整理することにした。

この作業もまた、
思いのほか楽しいもので
初めて目にする古い写真もあって
思わぬ自分のルーツを垣間見るなど
の時間を過ごすことになった。

その話はまた明日。