一昨日、スズメバチ騒動があった。
いつもの散歩道を歩いていると、
神社の神主の息子と母親が、
森の中を見上げているではないか。
「どうしたん?」て聞くと
「近所の人がスズメバチの巣が
あると教えてくれたので探している」とのこと。
おお~、それは大変!
よーし、散歩を取りやめて一緒に探してあげると言って
捜索隊に加わることにした。
しかし、明るいところから暗い森の中はなかなか見えにくい。
ようやく目が慣れてきた頃、
樹木に群がるアリや小さな昆虫が
蠢いているのが見えるようになってきたのだが
肝心のスズメバチの巣が見つからない。
おおよその場所は聞いているので
警戒をしながらさがす。しかし
相手が相手だけに分け入って
踏み込んでいくわけにもいかない点で、
厄介であるともいえる。
そうこうしているうちに、
通報してくれた第1発見者がやってきて、
「あそこやで~」と指さす方を見ると・・・
あったあった。
直径が20cmくらいあるでしょうか。
スズメバチ特有の紋様が描かれた立派な巣が
木にぶら下がっていた。
そこは散歩道にも近く、
ある角度からしか見えないようなところでした。
もう少し見つからなかったら
探している時に危うく接近するところでした。
それにしても椿の枝に囲まれるようにして、
うまく隠れている場所を選んだものだ。
女王バチのセンスが光りますねえ。
正体はオオスズメバチかな?
キイロスズメバチかな?
う~ん、よくわかりません。
ハチ本人を見ればわかるのでしょうが、
あまり遭遇したくないしね。
さあて、次はこの巣をどうするかだ。
ジダンに来てもらって闘っていただきましょうか?
いやあ、ちょっとそれは経験者とはいえ
役に立たないでしょう。
結局、子どもがセミ取りで近づくかもしれないし、
doironが歩いている散歩道にも近いので
専門家に駆除してもらうことにしたようだ。
何年か前、同様のことがあった時に
来てもらった業者から5万円も請求されたそうなので、
今回はそのことを教訓にまず
ネットで検索してみたら
安い駆除業者もおられたそうだ。
早速連絡したらすぐに来てくれたそうだ。
こういう仕事は、スピードが肝心なんだろう。
実は駆除の状況を取材したかったのだが、
残念ながら駆除予定時刻と
親父の退院の時間がちょうど重なってしまい
立ち会うことができなかったのは大変残念だった。
ま、いけたとしても
どこまで近寄って取材できるかという問題はあるけどね。
親父を無事に退院させて帰ってから、
真っ先に巣を確認に行ってみた。
現場が近づくにつれ
あたりにはそこはかとなく薬の匂いが漂い、
見事に巣は消えてなくなっていた。
ま、当たり前っちゃ当たり前なんですが・・・
神主のところに行って話を聞いてみると、
業者が一人でやってきて、
白い防護服に身を固めて
あっという間に駆除してくれたとのこと。
費用は、駆除費用が1万3000円と
あと出張費だったらしい。
「で、とった巣はどこにあるの?」
と写真を撮ろうと思って聞いてみたら
「業者が持って帰った」んだそうだ。
な~んだ、残念じゃあ。
間近で見たかったなあ。
そうそう、帰り際に業者はこういってたそうだ。
「今年は依頼が結構多い」と。
しかも、山よりも家の軒先など
人里に多く営巣している傾向があるそうだ。
それは要注意だ。
一度刺された経験のあるものなら
なおさら最高レベルの警戒が必要じゃね。
デング熱を媒介する蚊といい
野生動物には厄介な奴が多い。
でも考えれば人間だって野生動物の一種なんだけどね。
とりあえず、ご近所のスズメバチ騒動は
被害者もなく無事終了したのであります。