立秋も過ぎたけれども、
まだまだ残暑は続いており、
親父の入院生活も相変わらず続いている。
病名は、持病の心臓と誤嚥による肺炎。
治療方法としては抗生物質の点滴とあとは安静しかない。
しかし、その抗生物質の点滴も、
入院を繰り返していると、
以前ほどの効果もなく、
回復曲線は緩やかになりつつあるようだ。
入院により、一時は病状もよくなって、
退院の日も決まり、迎えの手配も済ませていた。
にもかかわらず、
長い間点滴暮らしだったから
食事を口から摂取していなかったので
そのリハビリをしていたところ、
再び誤嚥を起こしたために肺炎が再発し、
退院が延期になってしまっている。
退院後の食事をどうすべきか
ここは悩みどころである。
さらに長期間入院すると、
当然足腰が萎えてくるのと同時に、
認知症が忍び寄ってくる。
その症状はというと、
全く正気の時があるかと思うと、
突然修羅場となるような日があったりして
浮き沈みの波がある。
そしてその波はまだ緩やかではあるものの、
確実に周期は短く、振幅は大きくなってきている
といわざるをえない。
振幅の底にあるときの錯乱ぶりときたら、
ここには書けないほどひどいものがあったりもする。
また、先日一時血圧がかなり下がったことがあり、
義父さんの時のことを考えると、
油断はできない状態であるともいえるだろう。
さすがのスーパー90歳と言われた親父も
ここにきて、寄る年波には押され気味だ。
加えて、夏の暑さの中で
スーちゃんの体力もかなり下がってきており、
一時は夫婦でダブル入院かと危ぶまれた時もあったが、
こちらはなんとか持ち直している。
そういう状況であるから、
なかなか気を抜くところがなく、
遠くに出かけるときは、
常に帰宅を意識しながらということになる。
と書いても、doiron自身は
まだそれほど落ち込んでいるわけではない。
こればかりは仕方がないし、
社会の一線を退いて、
それに耐えうる環境の中に身を置いているからね。
とまあ、こういう親のことを書くのはどうか
とも思ったのですが、
介護の記録にもなるし、
高齢の親と暮らしている人の
少しはお役にたてるかもしれないと思い、
紹介することにしたわけだ。
それに、親のことで友人たちとの付き合いに
義理を欠くことも多いので、
(ルネ合宿にも参加できなかったし・・・)
こうして状況を書いておくことで
理解してもらおうという意図もちょっぴりある。
いずれにしても、
残暑を迎えて綱渡りをしながら、
不安定な綱の上で
仕事と趣味と遊びをジャグリングしている状況
ではあることを申し添えて、
みなさんに「残暑お見舞い申し上げます」。