雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

ツール&ストール

2011-10-14 20:24:42 | 
大倉 崇裕
双葉社
発売日:2002-08


大倉崇裕著"ツール&ストール"を読みました。
白戸修は大学4年生です。
白戸が巻き込まれた事件を描いた連作短編集です。

"ツール&ストール"
ツールというのは実際に財布を抜き取る掏りのことで
ストールは新聞をひろげたりして仲間が仕事をしやすく
する役目の人だそうです。
親しくない友達の八木が殺人犯人として追われていると
白戸のアパートに逃げ込んできます。
白戸は掏り専門の元刑事に近づき行動を共にすることに
なります。
途中省略・・・、白戸は最初から真実を知らされず台本の
通り演じさせられることとなりました。

"サインペインター"
倉田に1日アルバイトを変わってくれるよう頼まれ
仕事に出かけます。
内緒で立て看板を立ててまわる仕事でした。
ステ看を取り付けるのも商売敵がいます。
先回りして付けていくものがいます。
その相手が思わぬ人でした。なるほどね。

"セーフティゾーン"
銀行へ行って強盗事件に巻き込まれてしまいます。
人質を取って立てこもっている強盗犯がいます。
白戸はトイレを探して上の階にいて人質にならずに
います。清掃人の芹沢も残っています。
実は芹沢はあと数時間で時効になる殺人事件の
犯人でした。
強盗犯と、白戸、芹沢との攻防です。
芹沢は逃げ切れるか。

"トラブルシューター"
白戸はストーカーに狙われている女性を守る探偵の
北条に助手にされました。
ストーカーは以外な人物でした。
ひどい話です。

"ショップリフター"
こちらもひどい話です。
ありそうな話で恐いです。
白戸は万引きに間違えられます。警備員の女性に
万引きを捕まえる手伝いを依頼されます。
命令に従ってあちらの売り場、こちらの売り場を
見て歩きます。
再度白戸はつかまります。罠に落ちたのです。
万引き犯に仕立て上げられてしまいました。
こうして女は脅迫をしていたのでした。
この後助けが現れます。

格段おもしろいわけではないですけど、おもしろく
ないわけでもありません。10/03