日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ルドルフ&ディープの壁を越えた!アーモンドアイ芝GⅠ8冠の新記録!

2020年11月01日 | 競馬

先々週はデアリングタクトが無敗での牝馬三冠、先週の菊花賞でコントレイルが父子で無敗三冠制覇と競馬界は記録尽くめに沸いています。迎えた11月1日、第162回天皇賞・秋(GⅠ・芝2000m 12頭立て)で、現役最強牝馬⑨アーモンドアイが、史上最多記録の芝GⅠ8勝目に挑戦。シンボリルドルフやディープインパクト、ウオッカやジェンティルドンナでさえ立ちはだかった「8冠の壁」を突破できたのか?
アーモンドアイの他には、宝塚記念を制した⑦クロノジェネシス、春の天皇賞2連覇⑥フィエールマン、有馬記念馬①ブラストワンピース、⑪ダノンプレミアム、⑧キセキ、⑤ウインブライトといったGⅠホース、府中巧者③ダイワキャグニー、未完の大器④ダノンキングリーも参戦しました。



単勝の人気は、1番人気のアーモンドアイは1.4倍、2番人気クロノジェネシス(4.4倍)。3番人気以降はダノンキングリー、キセキ、フィエールマン、ダノンプレミアム、ブラストワンピースと続きました。

1コーナー奥ポケットのスタートで、ダイワキャグニーがポンと飛び出す。アーモンドアイもまずまずのスタート。先行争いでダノンプレミアムが積極果敢に先頭を奪い、ダイワキャグニー2番手、3番手にキセキ、アーモンドアイは4番手で向正面へ。5番手グループには、最内にブラストワンピース,ダノンキングリー,ウインブライト,⑫ジナンボーと固まっている。9,10番手の位置にクロノジェネシスとフィエールマンが控え、11番手②カデナ、最後方に⑩スカーレットカラーが追走する。
3コーナーを通過し、先頭のダノプレは前半1000mを60秒5で通過。キャグニー2番手、3番手争いはキセキとアーモンド、さらに外からジナンボーも加わる。ダノキンとブラワンは中団馬群、クロジェネ9番手、フィエール10番手。
4コーナーから最後の直線に入ってもダノンプレミアムが先頭で逃げ続ける。キセキが2番手に上がり、ダイワキャグニー3番手。アーモンドアイはまだ4番手のところ。後続からはクロノジェネシスが脚を伸ばしてやってくる。残り200mのところでアーモンドが2番手に浮上し、逃げるダノプレにロックオン!そしてラスト100mでダノプレをかわして遂に先頭に躍り出た!ゴール前でフィエールマンとクロノジェネシスが迫るが、アーモンドアイが先頭ゴール!アーモンドアイがGⅠ8勝目を見事に決めました!!




【天皇賞・秋 全着順】
1着⑨アーモンドアイ  1分57秒8
2着⑥フィエールマン   1/2馬身
3着⑦クロノジェネシス  クビ差
4着⑪ダノンプレミアム  2馬身
5着⑧キセキ       2馬身1/2
6着③ダイワキャグニー
7着⑫ジナンボー
8着②カデナ
9着⑩スカーレットカラー
10着⑤ウインブライト
11着①ブラストワンピース
12着④ダノンキングリー

【払戻金】
単勝 ⑨ 140円
複勝 ⑨ 110円  ⑥ 260円  ⑦ 140円
枠連 5⃣-7⃣ 780円
馬連 ⑥-⑨ 970円
馬単 ⑨-⑥ 1,180円
ワイド ⑥-⑨ 420円  ⑦-⑨ 180円  ⑥-⑦ 670円
3連複 ⑥-⑦-⑨ 960円
3連単 ⑨-⑥-⑦ 4,130円


アーモンドアイが歴代最多の芝GⅠ8勝目達成!「アーモンドアイならルドルフとディープの記録を越えるだろう」と思っていたので、期待通りに応えてくれましたね。スタートも決まり、道中は4,5番手追走、最後の直線では逃げるダノンプレミアムをかわし、クロノジェネシスとフィエールマンの追い上げを抑えました。
2着のフィエールマンは、熱発明けで-12キロと大幅減だったけど、上がり3ハロンでメンバー最速。ステイヤーのイメージが強かったんですが、2000mでも走れることを証明して見せましたね。2番人気のクロノジェネシスも猛追したけど、アーモンドを捕えきれませんでした。4着のダノンプレミアムもマイペースの逃げで見せ場は作れたと思います。一方で、3番人気のダノンキングリーは、ブービーのブラストワンピースから7馬身離れての最下位。一体どうしたでしょうか。

アーモンドアイは昨年に続いての秋天2連覇。これはシンボリクリスエス以来史上2頭目で、牝馬としては初の快挙。鞍上のクリストフ・ルメール騎手はこのレース3連覇で、春を含めると天皇賞5連勝!レース後のインタビューでは涙を見せる場面もあり、「よく頑張ってくれた」とアーモンドアイの勝利を讃えていました。ウイニングラン~地下馬道に向かう際の時から泣いていましたね。
3歳時は桜花賞、オークス、秋華賞の牝馬3冠、さらにジャパンカップも勝って年度代表馬に選出。4歳では海外GⅠ初挑戦のドバイターフで快勝、秋天も1番人気で完勝。今年に入ってからは、ヴィクトリアマイルで格の違いを見せつけ、今回の秋天で8冠の壁を越えました。GⅠ8勝の中でも、驚異のレコード勝ちで古馬を一蹴したジャパンカップが一番印象に残っています。
アーモンドアイは現在5歳だから、残り1~2戦で現役引退するかもしれない。今のところ香港国際競走に登録しているけど、開催されるかどうか不明。香港がダメな場合、ジャパンカップか有馬記念がラストランということも。引退までにGⅠ勝利数をさらにのばすことができるでしょうか?



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